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レコードデビュー

私はカセットテープ世代だ。
家にはレコードはなかったし、日常家の中で音楽が流れていた記憶もない。
歌番組がテレビから流れ始めると、父親はプロ野球中継にチャンネルを変えるような家だった。

学生時代はラジオから流れるJpopをテープに録音して、自分の部屋のラジカセで聴いたり、当時大好きだった歌手の曲ばかり聴いた。

それからレンタルCDブーム。ヒットチャートのシングルCDやアルバムを片っ端から借りまくった。なかなかお小遣いでCDを買えないので、レンタルならと大人借り。
この当時はカラオケが遊び場だったので、流行りの曲を歌えなければ遊びについていけないような雰囲気があった。
カラオケはあまり好きではなかったが、友人と遊びに行くために、曲を覚える、曲を覚えるために音楽を聴く、今になって振り替えるとそんな感覚だった。

ジャズを聴き始めたのは5,6年前。その頃は夫が所有するCDを棚から一枚一枚取り出し、ランダムに聴いていた。その頃は自分の好みはなく、とにかく手当たり次第に聴いた。
色々なターニングポイントを経て、次第に自分の好みが出てき始め、ネットでCDを探して買い・・探しては買い・・そんなことを繰り返した。人間というのは次から次へと知らないものに手を出したくなるもの。。レコードを聴きたい!と思うようになった、この私が・・・人間変われば変わるものだ。。

去年から行き始めたジャズ喫茶がある。こんな田舎にもジャズ喫茶が数件あり、「どんなものか?」と色々行ってみた。軽食をいただきながら、流れるジャズを聴くための場所だけれど、こんなにもマスターの性格や店のコンセプトが違うものかと驚いた。私が求めてる雰囲気と近い店が見つかり、何度か行くようになった。マスターは口数の多い人ではないけれど、こんな私にも気遣ってくれるような優しい方だ。そのジャズ喫茶&ライブハウスではレコードも売っていた。プレーヤーが無かったので、全く眼中になかったのだが、年明けに夫がプレーヤーを購入。もうこうなってしまったからには待てない!早速車を走らせ、店に着くなり、レコードプレーヤーを手に入れたこと、レコードを買う宣言をし、時間をかけて一枚一枚売っているレコードを丁寧にチェックした。

まずは一枚目。
このレコードは即決だった。私はNat King Cole Trioが好きなので、Trioの演奏が入っていることをマスターに確認。A面がTrioでB面がオーケストラだった。数曲試し聴きをさせてもらい、納得購入。
どうやら10周年記念作品らしい。(下のyoutubeの画像がレコードのジャケット)


印象的な一曲はこれ。


このerrandは「お遣い」「使い走り」という意味。(私の地元では「パシリ」という)つまりは「僕はリズム配達人。リズムが欲しけりゃ、いつでも呼びな」みたいな意味だろうか??この高速の演奏。必殺!配達人と言っても過言ではない!



最後にNat King Trioと言えばこの曲。大好きな曲。
 


この曲の歌詞については東エミさんジャズ洋楽歌詞翻訳集を引用させて頂きました。子供に読み聞かせるお話のような歌詞。ハゲタカとサルとの物語。東エミさんも書かれているように、この歌詞は「寓話」になっている。聴く人によって、聴く時代によって、このハゲタカとサルは誰に、何に喩えるのだろう。そして、歌詞に隠された教訓を決して説教がましくなく、さらりと歌ってしまうNat King Coleのカッコよさ。洒落ている。


購入レコード二枚目へと続く・・・。