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フィリピン5日目



今日は夜遅くダグパンからマニラに戻らないといけないので1日予備日に空けておいた。だからレッスンもなければ観光もない。一日フリーである。ホテルでゆっくりしていても良かったのだが、毎日、日本時間の朝4時に目が覚める。毎度のことながらトライシクルの運チャンに20ペソ払ってリンガエンで唯一のセブンイレブンに行ってサンミゲルを4本買ってきてホテルでテレビを見ながらちびちび飲む。
先日バギオに行く時はここで二度寝してしまったのだが、この日は全く眠くならなかった。なんとか朝の9時頃までホテルで時間を潰し、チェックアウトの手続きをしてリンガエン中心地へ向かう。もちろんトライシクルは使わない。歩いて行った。
リンガエン中心のローカルバスターミナルはダグパン行きのバスが朝から混雑していて賑やかだった。昨日と同じように硬いドネルケバブを齧りながらマーケットを冷やかして歩く。しかしリンガエン市内は州都の割には狭く、すぐに見て回れる。午前11時になって学校がもう始まっている時間と思って学校へ向かった。
英会話学校の留学プログラムで、学校の施設を使ってもいいと言われていたので、マネージャーのU氏からパソコンを借りてメールのチェックやFacebookの投稿の閲覧や書き込み、この日記を別のブログに掲載する作業を学校のセミナールームでやらせてもらった。
それが夜の9時半まで。途中、英会話学校の顔見知りの先生たちが私が作業しているところに挨拶に来たが、それ以外は一人での作業。私としては珍しく10時間くらいのパソコンの作業をノンアルコールでやった。学校に酒を持ち込むのは気が引けたのだ。
夜の9時になるとマネージャーのU氏が私を呼びに来て30分ほど世間話や英会話学校の今後(私はこの英会話学校のマスコットボーイに選ばれていた)のことなどを話して、U氏の運転でダグパンへ向かうことになった。途中のビンマレーで軽い夕食をしてダグパンに着いたのが夜の10時半くらい。ファイブスターバスのパサイ行きがまもなく発車するところだったので急いでバスターミナルの横のセブンイレブンに行ってサンミゲルを4本買ってバスに乗り込んだ。
バスの中は異常なくらいエアコンが効いていて寒いくらいだった。フィリピンの長距離バスはチケット売り場などなく、車内で切符を買うシステムになっている。まず行き先と料金が書かれたチケットにパンチ穴を開けたものを渡されて、発車後しばらく経ってからお金を払う。
長距離バスといっても初めのうちはローカルバスみたいに各停留所に停車して乗客が乗り降りをしていた。どこがバス停なんだというところで停車するので不思議に思っていたのだが、きっとバスの車掌はバス停の位置を把握しているのだろう。
1時間ほどそうした運転が続いていたが、ようやくハイウェーに入ったらしくバスはスピードを上げて一路マニラのパサイへと向かった。私は買っておいたサンミゲルを飲みながら車窓の暗闇を見つめ続けていた。すると間もなく日付が変わった。

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