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数年前の話ですが、プーケットで日本のNPOを作りました

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2016年に日本のNPO法人をプーケットで設立した時のお話です。 NPOにするまでに結構苦労したんですよ。 なんでNPOだったのかも、追々書いていきます。
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#9.なんやかんやでNPOも設立でき、インド洋大津波犠牲者慰霊祭も開催できました

2014年には、NPO法人も無事に設立でき、ご遺族、日本からの僧侶の派遣、現地の方々も多数参列いただき、無事にインド洋大津波犠牲者慰霊祭も開催できました。 ご寄付を頂いた方々のサインボード 慰霊碑建立にあたり場所を無償提供してくれているホテル まあ、ここまで来るのにイロイロありました... タイのプーケットという田舎で、リタイアメントした一癖も二癖もあるご高齢の方々ばかりが集まって、NPO設立から大規模な慰霊祭の開催という、偉業(?)っと言っても過言ではない所まで来まし

#8.要はNPOって言うのはnWoでは無いってコト!っで申請書の一覧はコチラ

当たり前の事ですが、NPO(Nonprofit Organization)はnWo(New World Order)ではありません。 特定非営利活動法人の事なんですが、その解釈として ・利益をあげてはいけない のでは無く ・利益を分配してはいけない という事で、団体を維持する、職員に適正な給与を支払うためには ・利益を確保しなくてはなりません っという事は、それが収益を生まない慈善活動だとしても利益を確保できる仕組みは必要で、その方法の一つにCSR等があります

#7.設立趣旨書は結構大事...なので、どんな感じかご披露します

NPO法人設立で大事だな~っと想う書類に「設立趣旨書」があります。 まあ、どれも大事な書類なんですが、なんか、この「設立趣旨書」には、すべての思いが詰まっているような気がします。 項目は2つだけです。 ・趣旨 ・申請に至るまでの経過 だけです。 とりあえず、どんなモノを書いたか???ご披露させていただきます。 ※長文ですので、お時間のあるときに。 1 趣 旨  我が国の領域外に在留している邦人の数は、海外在留邦人数統計(平成24年速報版)によると1,182,557

#6.役員名簿を書くのは簡単だが、誰が役員になるか?を決めるのは面倒だった...

NPO法人設立にあたって、代表者(理事長)の他に副理事、理事を決める必要があります。 理事の人数とか、役割なんかは定款に記載するので、その決めた人数の理事を選出するのですが、まず、報酬を受け取る、受け取らないという事も記載する必要があります。 どんな人が理事なるの?ってことなんですが、基本的には仕事を持ってきてくれる人が良いと思います。 でも何だか知りませんが、結構、皆さん理事になりたがってましたね。 理事になるって事は、結構、会費も払うので大変な事なんですが...

#5.定款はひな形を元に作りこみますが、フリテンには注意が必要です

NPOは当然、法人格ですので定款を作りますっが、これっていうのはひな形がありますので、ひな形に沿って内容を書き換えていく作業になります。 総則から始まり、目的やら事業やら、会員、役員等を定め、総会や理事会なんかと解散、広告を含め全大体ですが10章、50~60程度の条項数になると思います。 やることが明確になっていれば、後は細かなルール作りみたいな感じですが、目的で「これやります!」って言っておきながら、事業で「これできません!」っ的な矛盾を生じないように、組み立てだけはし

#4.まずは「設立認証申請書」ですね

NPO法人を設立するのに、結構、いろんな書類を作成しないといけないんですが、その①は「1第1号様式 設立認証申請書」ってのがあります。 要は管轄となる都道府県に、 ・法人の名称 ・代表者名 ・所在地 ・法人の目的 みたいな項目を記載します。 まあ、名称とか代表者とか所在地は当たり前に決めるとして、法人の目的ですよね。 この目的なんですがNPOでは、定められた20種類の分野に該当している必要があります。 内閣府のホームぺージに20種類の分野が記載されていますので、興味のあ

#3.海外生活始めて、いわゆる”先輩”っというか、長年住んでいる日本人の方々ってイロイロ教えてくださるので有難いのですが...

プーケットが特別という事でも無いとは思いますが、海外でも、いわゆる”田舎”になると、結構 ”あるある” なのかな~??? 長年住まれている先輩の方々なんですが、イロイロと教えてくださるのは有難いんですけど、なんか負けず嫌いというか、急に張り合ってくるというか... ”長年住んでいるのだから、俺の方が詳しい!” いや~、そりゃその通りだと思います。でも、それが全て正しいって事では無いですよね? 特に今回は、NPO法人を作るって話なんで、現地の生活に関する事でも何でもな

#2.まずは、皆さんでスタートラインの位置を確認しあいましょう

老後は海外で年金生活... そんな思いでプーケットに来た数名の方々との交流を持ちましたが、思い描いた生活と現実との違いはどうなのでしょう? 豊かな生活かどうか?っは、個人差があるとして、一つ言えることは "暇" であるのは間違い無さそうです。 そうなると、日本人のご年配の方同士でお互いの家を行き来し、茶を飲みながら噂話と陰口大会が日常になるという感じで、わざわざ、海外に来なくてもできそうな事しかしていないように見受けられます。 今時、海外だからできることなんて区別するこ

#1. そもそも、なんでプーケットでNPOを作ることになったのか?

私がプーケットに移住した理由の一つに、プーケットで活動するNPO法人の申請と設立でした。 あくまで日本のNPO法人でタイのNPO(ムーラニティー)ではありません。 なんで日本のNPOなのか?っというと、単純にタイでの申請の仕方が分からないのと、そもそもタイ語も分からないからでした。 じゃあ、日本のNPOなら分かるのかと言うと、何となく知ってました。そんなお仕事もしていたので。 では、どんなNPOを設立したのかと言いますと、結果的には、2004年のスマトラ沖で発生した