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妊婦時代の食事制限の思い出

今朝、ネットニュースで「おー、食べてみたい!」という内容が流れていた。私が、妊婦時代に病院帰りで食べていたパンが、バーガーとして登場することが決まった。

かにぱんと紅ズワイガニのクリミーコロッケとのコンビで、ロッテリアから出るという!
食べたいけれど、近くにロッテリアがない!
というわけで、妄想の世界で味わうとしよう。

私の妊婦時代は、体重制限が厳しくて「妊娠したよ。嬉しい!」と喜ぶのもつかのま、体重制限の指導がスタートし、娘を産んだ14年前が一番きつかったかもしれない。

今は、体重制限の厳しさが、低体重児が生まれやすいということやその後の子供の体重問題から、かなりゆるくなっているそうな。

妊娠5ヶ月の検診で、0.3キロ増えても「体重増えすぎ!」と注意されて、母子手帳に「体重増加注意」の朱印がボンと押された。
私が出産した時の体重増加の指導では、臨月の体重と妊娠前との体重比較で行くと、

羊水:1キロ
胎盤:1キロ
胎児:3キロ
元の体重からこれらの体重5キロまでが限界

と指導されて、検診以外の生活は、体重増加を抑え込むために、家の中の掃除をしまくるか、食事制限をするかと悩み、検診時は朝食を抜いて、終わってから、ばくばくと食べたいものを食べていた。
*今は、この解釈は変わっているから、気をつけてね。

その中のひとつが、「かにぱん」だった。
車で通院していたので、検診が終わってから、ばくばくと前日に買っていたかにぱんをいつも頬張った。

市の妊婦教室に参加して、みんな「困るよね」と話していたのが、「体重制限」で厳しすぎて、ストレスがたまるとよく話していた。

その後、妊娠6ヶ月で切迫早産の危険があったので、里帰り出産に切り替えることにして、実家にある産婦人科に転院した。

里帰り先の病院の方が、体重制限が厳しくて、ノイローゼになりかけた。
妊娠後期になると、臓器の働きも変わるから、煮豆を食べた日の尿検査で、タンパクが3+と出て、かなり叱られたことはあるし、体重も0.1増えれば、それも合わせて叱られた。

そこでまたもや「検診日は朝食を抜くぞ」作戦に出た。
朝食を抜いて、赤ちゃんに栄養が行くだろうかと不安にはなったけれど、
エコー検査での結果は「この子、推定体重4000キロいくかもよ」と告げられて、大腿骨の長さでは、将来の身長も予測された。

結局は、無事に生まれて、体重も3380キロで、どでかい赤ちゃんもとい娘が産まれてきてくれた。

あとで、助産師さんに「実は......」と打ち明けたところ、「あれまー、そうだったの? かなりストレスたまったでしょうに」と慰められた。

でもね、あの厳しい体重制限は、後になって子供の成長に問題が出るということで、制限については、かなり緩和された。
厳しい中で、よく産んだなぁと自分でも関心するけれど、私の食べたい要求を抑えてくれて、妊娠生活を楽にしれたのは、「かにぱん」だった。

また、このようにして、出会える(出会えないかもしれないけれど)ことに感謝だ。

食べたいなぁ〜。

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