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一度は訪れたい!漁師町 唐桑半島のおすすめ人気スポット3選

宮城県 唐桑半島ー。
おとなりの岩手県 釜石尾崎・箱崎半島と同じく、
ここも三陸沿岸のたーくさんあるギザギザのうちのひとつ。

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半島の中にちいさな浜がたくさん集まる、そんな漁村です。

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半島移住女子「ペンターン女子」

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唐桑半島には県外から移住して暮らしている20〜30代の女子がたくさんいます。

ペンターンとは、
”半島に移住する”=ペニンシュラターン(peninsula turn)の造語。

ここ、唐桑半島は5年ほど前から日本全国から移住する20〜30代女子がどんどん増えてきたため、そういう女子たちのことを「ペンターン女子(#penturn)」と名付けました。

生まれも、育ちも、大学も、それぞれ。
もちろん、移住した思いもそれぞれちがいます。

みんなが共通しているのは「唐桑半島がすき」ということだけ。
シェアハウスをしながら、ゆかいに暮らしています。

そんな女子たちは、
それぞれ仕事をしながら、
休みの日になると漁に行ったり畑作業をしたり、
地域行事に参加したり。

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そんなペンターン女子たちの様子は、こちらの「ペンターン女子ブログ」をごらんください。

「からくわ丸の半島移住女子によるPen.turn〜ペンターン女子の休日〜」

そして、ひとつ宣伝です。
2019年12月30日(月)に唐桑半島のペンターン女子たちが特集されることに!
45分間の特番です*

2019年12月30日(月)10:05〜
NHK総合(全国版)
明日へ つなげよう「ボクらが被災地に住む理由 ~移住者たちの本音~」
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さて、そんな唐桑半島に移住して暮らしているペンターン女子的
唐桑半島のおすすめ人気スポット3選をご紹介します*

①目の前の海からあがる牡蠣で食いだおれ!「かき小屋 唐桑番屋」

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ここは牡蠣漁家4軒で運営している正真正銘「漁師たちの牡蠣小屋」です。
目の前には牡蠣筏が、隣には牡蠣剥き工場があり、シーズン中は毎日牡蠣剥きが行われています。
唐桑半島の漁師さんたちが丹精込めて育てた牡蠣を、目の前のいかだから水揚げしてそのまま牡蠣小屋へ。

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どどーーーん!
唐桑の芳醇な海で3年かけて育った、ぷりっぷりの牡蠣です。

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牡蠣だけではなく、ホタテもついて1人前1500円。
牡蠣好きにはたまらん!です。

でも牡蠣の剥き方ってむずかしいよね〜
そんな方もご安心ください!

お店のお父さんがやさしく教えてくれます。

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ですが、こちら土日祝日のみの営業となっていますので、ご注意を。
シーズン中は混雑しているので、事前予約をおすすめします。

ちなみに、本当においしい牡蠣の時期って?

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牡蠣の旬のシーズンは11月〜5月。

ですが、実は春(3〜5月)の牡蠣が身が詰まっていて、この時期の牡蠣しか食べない漁師さんも。時期としては春牡蠣をオススメします。

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②半島の先端へ!フォトジェニックポイント「御崎神社・遊歩道」

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御崎神社は唐桑半島の最南端にある神社。
鳥居をくぐるとまるで森の中のような、空気が澄んでいてスーッと厳かな雰囲気です。

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かつて、唐桑半島の漁師たちは
港を出て、まず向かうのがこの御崎神社の沖。
船上で禊ぎ(みそぎ)をして、御崎神社に向かって航海の安全と大漁を祈願してお参りをしてから沖へ出て行ったそう。

そして陸に残された漁師の妻たちは
沖にいる夫の無事を願って毎月15日に「お参詣」をしていました。

そんな、みんなの心の拠り所となっていた御崎神社は
いまも航海の安全と大漁を祈願しに
漁師たちが出港前に参詣にくる場所となっています。

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いざ、遊歩道へ。
そして御崎神社の駐車場から遊歩道へ。
ここから降りていくと半島の本当の先端にいくことができます。

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180度の水平線!目の前には海しかありません。

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波の音と鳥の声。
だれにも邪魔されないこの場所は
気持ちがスーッとすっきりする、
隠れたおすすめスポットです。

③漁師の誇りを感じる宿「唐桑御殿つなかん」

唐桑半島にきたなら宿泊はここ!
「唐桑御殿つなかん」です。

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漁師の誇り「唐桑御殿」って?

ここですこし
「唐桑御殿」の紹介を。

唐桑半島は、昔、まちの8割の男性が遠洋マグロ船の漁師でした。
その漁師たちは、1年〜2年間、マグロを追って世界中の海へ。

スペイン語を話せる80代の漁師OBのじーちゃんがいたり、
「おら、ケープタウンがよかったなぁ〜」
「ラスパルマスの女の人はきれいな人が多いんだぞ〜」
と教えてくれたり、
家にはとっても高そうな海外土産のブランデーやウイスキーが並んでいたり。
家によっては、当時お土産で流行ったらしい動物の剥製がある家も…!
東京に住んでいた私たちより、海外が近いひとたちだ!と最初に出会ったときに思いました。

そんな遠洋マグロ船の漁師たちが、
長い留守の間、家族に不自由させないように、
そして長い航海で帰ってきたときぐらいは広い家で過ごしたい。
そんな思いで、隣と競うように建てたのが赤や黒の瓦の「唐桑御殿」です。

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この「唐桑御殿つなかん」もまさにそのひとつ。

つなかんの女将「いちよさん」が、東日本大震災のときにボランティアの宿泊場所として自宅を開放。
その後、「学生ボランティアのみんなが帰ってこれる場所にしたい、とファンドを募って民宿にしました。

窓から見える海と夕焼けが最高です。
陽が落ちる前に着くように向かうのがおすすめ。

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ごはんができるまで
お茶を飲んだり、お風呂に入ったりして、
キッチンからいいにおいがしてきたら
「つなかんナイト」のはじまりです。

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次から次に出てくる気仙沼ならではの海の幸に驚くなかれ。
もちろんおともは気仙沼の地酒「蒼天伝」か「水鳥記」で。

夕食後は掘りごたつを囲みながら
将来の話や恋愛話、さらには人生相談をするひとまで。
まるで実家に帰ってきたかのような夜になるはず。

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元気な女将「いちよさん」がお出迎えします。

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おまけ ペンターン女子的おすすめイベント
「リアス唐桑牡蠣まつり(11月開催)」


牡蠣がシーズンインする11月。
唐桑半島では「リアス唐桑 牡蠣まつり」が開催されます。
地元のおいしいものを詰め込んだ唐桑半島の一大イベント。

牡蠣汁や牡蠣焼きはもちろん、ワカメの詰め放題や地元漁師によるメカジキの直売。
ステージでは移住者たちも参加している伝統芸能「松圃虎舞保存会」の勇壮な太鼓や、かつて大漁を知らせるために沖から海の男たちが歌って帰ってきたという「大漁唄い込み」。
そして牡蠣の殻積み大会など、唐桑半島らしさをぎゅぎゅっと感じられるおまつりです。

毎年11月の第2日曜日に開催しています。2020年は11月8日(日)かな?

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さいごに

半島は昔から、海の恩恵を受けて、地域特有の文化や生業が育まれてきました。

唐桑半島もそのひとつ。

津波で家や仕事が失われても、また海へと向かう。

この半島にはつよく、うつくしく、でもどこか泥くさく、海とともに生きている人たちがたくさんいます。

そしてそんなかっこいい大人たちに惹かれて移住する若者たちのエネルギーが溢れています。

これからの時期は牡蠣もどんどんおいしくなります。


おいしい海の幸と、
海ととともに生きる人たちの心意気、
そして若者のエネルギーを感じる時間を、唐桑半島で。

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