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未来に向かうための、経済と環境の3段階。

「コロナショックで経済が止まり、自然環境に好影響が見られ始めている」
というニュースが、あちこちで記事になっている。

これだけなら、環境教育的な話になりがちなのだけど、
実は、経済と環境が未来に向かうためには3段階のステップがある。

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①経済活動すると自然環境が悪くなる
②経済活動しても自然環境は変わらない
③経済活動すると自然環境も良くなる
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冒頭のニュースは①に属するもの。
つまり、①に属する経済活動が、今でもまだまだ多いということ。

続いて、②に属するのは、ある商品を買ったら植林されるカーボンオフセットなど、経済活動に基づく二酸化炭素排出の影響を、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などでプラマイゼロにするような取組みや技術。

今は、①から②への過渡期なのかもしれない。

でも、結論から言うと、③を信じられるかどうかが分かれ道。

冒頭のようなニュースが増えると①を前提として「昔に戻ろう」という声も挙がるけど、一方で、こうした突発的な出来事がトリガーになって「未来に進まなくてはいけない」と技術革新が一気に進むことも多い。
③を信じきれなければ、①から②への過渡期と少しだけ③が混じる状態(つまり今)が続く。

でも、きっと何十年かかっても「③経済活動すると自然環境も良くなる」は達成されると思う。それは「人と自然は別物という二元論ではない。そもそも一体なのだ」の証明にもなる。

そういえば、最近、無印が、環境負荷の低い昆虫食の取り扱いを始めたという(驚)。

こうした、「え!」というものが世の中に出て来るのも、各企業がチャレンジしているということ。まだ一般に見えてきていないところで、たくさんの動きがあるはず。

ところで「環境負荷が高い」「環境負荷が低い」というのは、①と②の間の言葉。数十年後?に③が一般的になれば、「環境貢献度が高い/低い」という言葉に置き換わっていくだろう。

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special thanks&inspired by 植原正太郎くん


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