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クリームソーダの話

今日も起きれました。

嗅覚はだいぶ回復してきたように思います。
あとはほんとに咳‥‥‥。
それでもピークからはかなり落ち着いたように思います。

さて、今日はクリームソーダの話をしたいと思います。

クリームソーダ、どんなイメージがありますか。

緑色のソーダが氷の入ったグラスに並々と入っていて、バニラのアイスクリームが乗っていて、さくらんぼなんて乗って。
最近は喫茶店だけでなく、飲み屋なんかにもあってワクワクします。

でも私にとってのクリームソーダは、古い海際の喫茶店の暗さと、真っ赤になった海が背景です。

当時小学生の私は、父ととある日本海沿岸の海に来ていました。
父はダイビングと海が大好きで、私をよく一緒に海に連れて行ってくれました。
その時は確かダイビングはしなかったんですが、海際で遊んで、水着がびちょびちょになるくらい遊んだと思います。
さんざん遊んで、着替えて、なんとなく倦怠感の残る体のまま、父の知人の経営する喫茶店に行きました。
天気は快晴でしたが、喫茶店の中は薄暗くて涼しくて。

そこで私は人生初のクリームソーダを飲みました。
初めてのんだクリームソーダはまるで宝物のようでした。
「確かに噂では聞いたことがあったけど、まさか本当にのめるなんて!」
すこし大人びた気持ちになりました。

窓際の席で、私はその時海が真っ赤に染まっているのに気がついたんです。
真っ青な海に浮かぶ赤が不思議で、「あれなに?」と聞くと「赤潮だよ」と教えてもらいました。
「あれはプランクトンなんだ」

最近教えてもらったことはすぐ忘れてしまうのに、十年以上前のあの日のことは昨日のことに思い出せるんですよね。不思議。

クリームソーダは好きな飲み物の部類なので、いままで水分と飲みました。でもあの時のドキドキ感を越える物はないんですよね。
私の思い出です。
暗い喫茶店の窓にうつる空の青と海の赤。
きっと叶いませんが、いつかまた見れたら良いなと思ってしまう今日この頃です。まぁ、赤潮は良いことではないんですけどね。

そんな感じです
それではおやすみなさい

トーマのブラックボックス



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