セミナーメモ・複雑化するSNSやモバイルシフトに企業はどう対応すべきか?売上成長に直結する生活者起点マーケティングのノウハウと事例ご紹介1

▼パネリスト

アライドアーキテクツ株式会社 Chief Product Officer 兼 上級執行役員
村岡 弥真人 氏

▼生活者マーケティングの変化

企業は、消費者が感動するポイントなどを、キャッチアップできなくなっている。成功パターンが効かなくなったりするようになった。

例:広告はもはや意識されてない。広告の好き嫌いの以前に、広告をみていない。無数に触れているが、どこにどういうものがあって、どんなメッセージを発信していたか、覚えていない。
ツイッターでこういうことを言っていたなど、身近な情報の方が影響を与えている。

従来
完成版をうる →なるべく多くの人にリーチすることが大切

現状の生活者マーケ
顧客の関係を維持する →生活者との関係をもとに細かなPDCAを回し続ける(顧客もマーケティング部の一員として発信をしてもらう)

ポイントは以下。

1 生活者データを継続的に保有できるプロモーション施策を行う
2 生活者一人一人の顔が見える


▼UGC(生活者発信の信頼度の向上)

SNSでユーザーさんがとったような写真をアップしたら、リーチス数が上がった

事例:菊水

データの管理煩雑。ハガキや、メルマガの顧客情報は持ってる

デジタルシリアルコードのキャンペーンなどを通し、買ったお客様を継続的にストック、酒蔵イベント、アンケートサンプリングによる施策を取る

アンケートで分かったこととその後の発展

海外のお供にしている人がいる →旅行に持ってけるように空港で買えるように
いつもスーパーで箱買している →定期購買や、サブスク、わざわざ買いに行かなくて良いようにした

ツイッターキャンペーン

「金曜の夜に、一杯やりましょう!」というキャンペーン。ふなぐちとおつまみの写真+「#ふなぐち #菊水 」のハッシュタグをつけてアップ。
普通の人なのに、いいねがたくさん来る。1週間のふなぐちコミュニティの楽しみに。

知らない人もその投稿を見ることでふなぐちの存在を知る。ツイッターのオーガニックリーチを増やす。


事例:花王 SOFINA

サンプリングを行い、購入者アンケートを行った。

すでに使っている人のためではなく、
「知っているが、購入してない」と記入した人達に対して、伸び代を伸ばすために、施策を行う
購入の可能性がある人=66.4%にリーチする

なぜ「買ったことがないのか」の理由に対して、どうすればその差を埋めるために施策を通してアプローチ