セミナーメモ・世界観とビジネスを共存させるには? ~noteのUX設計を決定づけたグロースモデルの考え方~

▼パネリスト

株式会社ピースオブケイク CXO
深津 貴之 氏
株式会社ピースオブケイク 代表取締役CEO
加藤 貞顕 氏

〜〜遅刻により、最初の方は聞けませんでした〜〜

▼誰もが捜索をし、始められるようにする

ブレないようにする、ゆがまないようにするにはどうすれば良いか?を常に考える

▼健全なシステムを設ける

・ランキングがない
・広告がない
・ディスっても伸びない
・正しいことをすると普通に報われる
・クリエイターのキャリアパスがある
・応援し合う

▼noteでは避けたいwebの当たり前

・コピペ記事=合理的ではあるけど、、
・煽りのタイトル=注目は集めるけど、、
・ランキング=多様性が失われる、極端化、人口の高いものが優先される。色々な話があった方が良い、特定のジャンルが歪みながら成長してしまう。メディアのサイトはOKだが、CGMではどんどんキツくなってしまう。
上位を見ながらやっていくので、みんな同じようなタイトルになり、文体になる恐れがある。順位評価にしてしまったら、上位の方が良いという価値観になり、みんながそこを目指し、そういう教育がされてしまう。

それよりも、クリエイターが本気を出せることが大事
いいことをしたら報われるというシステムを作り、それを続けると文化になる。
noteでは、「いいね」ではなく、「すき」を採用

▼noteのグロースモデル

社員、ユーザーにも共有されていること
1個のKPIを追うのではなく、多様性、生態系を作ることに注力する
1個1個の数字だけでなく、流れができているか?線がつながっているか?線が切れてないか?線に弱いところがないか?どこかだけが極端に増えていないか?バランスが良いことが重要。

それが成されているかデータで見る必要がある。そのためのデータチームを作る。メルカリはこれの極地を行なっている。

コンテンツが売れてる

作者が集まる → コンテンツが増える → 読者が集まる

シェアされる

▼グロース3つの柱

コンテンツパワー(OKR使う)
×
発見性(目に触れる機会が増える)
×
継続性(ユーザーが続けたくなる)

やりたい施策を、3つに絞る。皆が意識して、これはどれだろう?と考えられる。3つに関係ないことは、隙間時間でやる、パワーかけすぎないようにする。
ルールや仕組みは、分かりやすい方が良い。組織の仕組みのUX設計をする。

各点のKPIではなく、それぞれの線の接続と、全体のバランスを重視する。
OKRも便利だけど、バランスが取れてるかは、不覚的にみる。

独立したデザインチームと一緒に開発を行う。

▼Webを人間に例える

サービス見るときは一番弱い所はどこか?を見ていく
(他のことに力を入れすぎて、他がおざなりになる可能性がある。KPIだけを求めると、他がおざなりになることも)

人は、心臓がどんなに強くても、脳が極端にダメになると死んでしまう。というように、サービスも一番弱いところがダメだと、人と一緒で自体も死んでしまう。

▼チーム体制

かかる工数によって、どのチームの担当にするか、得意な人の配置を変えている。短期チームは長期に関わらない、など、それぞれが独立した目標になっている。全員が1個に偏らない。
・大局チーム(デザインガイドライン、SEO、設計などをするチーム。懸絶な、負債がたまらないように考えながら仕事をする人)
・開発チーム(新機能、DM作った、TL新しく、決済のオプションを作るなど)
・改善チーム(1〜2週間でリリースをするのチーム、ボタン直したり。手が早い。多少コード汚くても、どんどん直す、恐れない)

・リファクタリングする人もいる。

▼ABテスト

そこまでABテストにこだわらない。
全体の印象が変わるのならばすべきだが、これは、良いに決まってるでしょという時は行わない。
例:「Aいつもありがとう」「B今日も綺麗だね」=ABテストしなくて良い。両方実行したほうがいい!

「僕」「俺」=どっちがモテるか?=ABテストしなくて良い。

「Aいっさい褒めない」「B褒める」=ABテストし、インパクトファクタを取る必要がある。


▼街には仲間が必要

健全なインターネットのため、求められる企業で、仲間を作って、街をどんどん大きくしていくことが大事

クリエイター支援プログラムパートナー
声をかけて、クリエイターが本を出せたりする。
こういう人が、noteやったら?と、販売員に

Note pro(編集パートナーの一環)
プレスラボ、SPBS など
オウンドメディア、HR

Note for shopping
ノートの中でものを売りやすくしよう
商品カードとして組み込める
(なんでも埋め込めるようにする)

メディアを作るなら、ノートだよね!という風に思ってもらいたい

みんなでできる「遊び」。企業協賛でコンテスト
ヨーグルトのある食卓、社会人1年目の私へ、こんなデザイナーになりたい、旅する日本語展、美しい髪、土屋鞄の絵本コンテスト、コミックエッセイ大賞、紅茶のある風景など。


▼ニュース

来週、ドメイン変更をします!.mu→.comに引っ越す!

世界検索するときに「.mu」だと日本として認識されない。などの問題があるので、民族大移動のように世界的にも大規模な引越しを行う。

▼企業の人がnote始めるとき

・良い人材を本気であてることが大事。
・宣言する 例:創刊号=雑誌で編集長の言葉など

・志を見せる
・ユーザーと友達になることを意識する
(一緒に野球やる感じで絡む。みんなで面白いことやろーよー!みたいな感じで)

インターネットにとってどういうことができるか?
リソースや、知識を共有し、盛り上げっていく