セミナーメモ・【Experience LIVE OUT】途上国から世界に通用するブランドを作る

Experience LIVE OUT

CXレポ:途上国から世界に通用するブランドを作る
(山口絵理子・株式会社マザーハウス代表チーフデザイナー)

plaidというCX(カスタマーエクスペリエンス)の会社が行っていたイベントのレポです。
mother houseのセッションをオンラインで見ました。
https://www.mother-house.jp/

mother houseも、オンライン化に昨年から力を入れ始め、
私達と同じようにコロナ中は「やってみよう」精神で試行錯誤で展開やってきたブランドです。

▼ユーザーの層
7割:お買い物、カバン、ファッションが好きなライト層。
(理念が好きというよりは、デザイン重視型。最近は、7割よりよりももっと増えている)
その人達へのイベント:革のお手入れのイベント

3割:ブランドのコンセプトをより強く共感している人達
その人達向けのイベント:
ブランドのコンセプトをより強く伝えるためのもの。職人さんとの触れ合い、
バングラディッシュでオリジナルバッグ作成のできるHISとコラボしたツアーなど

3月=新生活が始まる時期なので、一番バッグが売れる。
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▼ECの展開
コロナ前:1店舗の売り上げしかなかった→今は、3~4店舗分の売り上げに。
コロナ後の対応:

①オンライン接客を導入。
フルタイムで小売、ファッション、など研修を開催。
オンライン接客、オンラインチャットをすることで、売り上げが4割アップ。

②2つのYouTubeチャンネル
・マザーハウスチャンネル
カンパニーとしてのイベント告知や、一つ一つ商品紹介。生産地とつなげるための、コンテンツ作り

・代表のチャンネル
デザイナーとしてのこだわり、生産地への想いを配信、そういった自分自身の熱を伝えている

6月の実績:

オンラインを見ながら、検討していた人たちが、
「持ってみて決めたかった」ということでお店に来店した人多数。

③動画接客のサービスも始めた。

④8月にコロナ後銀座に出店
(目利きのお客様から、意見を吸い上げる役割を持った店舗)
https://www.mother-house.jp/magazine/news/6290

⑤コロナ後初の新作
お客様が持っているバッグを集めた。
(タンスにmother houseのバッグを10個以上持っている人が、1万人くらいいる)
750個のバッグが集まった。
それらを解体し、リメイクし、輪廻(バトンを渡す)というのがテーマとして、
コロナ後初の新作。
このような時にブランドの哲学として、どのように描くか?を意識し、開発
https://www.mother-house.jp/event-campaign/RINNE/

⑥9月にオンラインお客様イベント
毎年やっていたお客様イベントを、オンラインで開催。オンラインで、2000名の視聴。
1回目は45名→2019年は、日比谷で800~1000名集まって開催された。
(毎年、売り上げ、数字を無視して、全社巻き込んで作る)

内容:ボンボヤージュがテーマ。(今までもテーマを設けていて、「彩」「一つ屋根の下」など、毎回コンセプトが。)
中継で、全ての国をつなげるイベントをした。
銀座→ミャンマー→インド工場→・・・→パリのショールームで旅を終える

お客様の反応:「旅行に行けに行けないからこそ、嬉しかった!」という声。

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▼発信する

映像の展開に力を入れている:社内に映像チームがいる。
スピーディーに編集し、伝える。

代表のブログ:うまく行ってもいかなくても、商品のスタートの物語をブログに配信している。
職人会えたよ、サンプルできたよ、という、お客さんが一丸となってブランドと一緒に挑戦してくれる。
ようやくできたのね!と思ってもらえる。

※Yom社にも、動画の専属チームがいると幅が広がると思いました。