世界を変える発明は偶然から生まれると言います。

あのペニシリンだって、たまたま研究中にカビが生えたことがきっかけだったとかなんとか。そもそもペニシリンってなんだっけというのは一旦置いておきたく。

そんなわけで、今日私もまさに偶然、奇跡的に「レストランで必ず言うべき言葉」を見つけました。

これもう、「いただきます」「ごちそうさま」を超える可能性があると言っても過言ではないのではないかと。

それを見つけた経緯を説明しますと

今日、私はお昼ごはんを食べようと高島屋のレストランに赴きました。良い雰囲気のお店を見つけて、席も空いていたので一人で座ったのですが

ちょうど同じタイミングで隣に50代ぐらいのおばさま二人組が着席しまして、ちらっと見ただけでも、若い頃は相当美人だっただろう品の良いお二人だったんですね。

このうち一人の方が、メニューを開きながら相方にこのお店の良さを語り始めて、そこでこの言葉が出てきたんです。

「このお店はね、本当に美味しいのよ〜」

「ほら見て（メニューをひらく）」

「ハシから順番に食べていきたいくらい！」

これです。

この「ハシから順番に食べていきたい」という言葉、今までの人生で初めてリアルで聞きましたが、あまりの勢いに（すげえいいこと言うやん！）と感動し、思わずフフッと笑ってしまいました。

「ハシから食べる」なんて表現、漫画でしか聞いたことねえよ。しかしこのおばさま、心からそう思ってるんだろうなぁ…

なんかこっちまで楽しみになってきた、気持ちが良い言葉だ、私も使わせてもらおうなんて考えながら、

メニューを眺めて思ったのですが

このお店、オムライスしかないやん

ハシからって、ケチャップかデミグラスしかないやん

それもうおばさんがオムライス好きなだけやん

っていう、そんな高島屋でした。

ちなみにオムライスは割とおいしかったです。

なんそれ。