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共に苦しんだなかでの9point match ~vs神戸戦レビュー~

この試合から後半戦となる試合。ユンカー選手がスタメン復帰。キレのあるドリブルが絶好調の大久保もスタメン。天皇杯敗戦後のリーグ戦とあり、また最下位神戸との勝ち点差は6。直接対決で順位がひっくり返るわけではないけどこの試合を敗戦するものならフロントは決断していたのかもしれない。

そんななかでの立ち上がりにアクシデント。相手がもたつく隙にユンカー選手がボールを奪いシュート。惜しくもポストに当たってしまったが、その時に右足を負傷。その5分後に松尾選手との交代を余儀なくされた。

その後はお互いに攻め手をかくなかで大畑選手がロングボールを蹴る際に相手選手が大畑選手のスネにめがけてスパイクがはいった。振った足に当たったので大怪我にはならなかったけど、主審はその時カードすら出さなかった。「あれ?」と思った。その後のVARによりカードを提示したがイエローカード。相手選手の足が接触したときに足を降ろして力を逃がしたとの見解をジャッジ番組で話されていたけど、相手選手も重心があるため当然当たったときには足を降ろすのは当然のこと。VARのなかで決して相手選手がボールにいくことや身体を入れる感じを見れなかった。正直、個人的にはレッド。AFCの審判であってもレッドを出すだろう。あとでわかったことではあるがいろいろな伏線があってその主審はイエローにしたのだと勘繰りされかねない。

後半から酒井選手が登場。自身に関する判定に不満を爆発させたシーンもあった。感情をあらわしていた。冷静さを秘めつつ闘う姿勢を魅せた。それでも試合は進みこのままスコアレスいくと思われたが90分、途中出場のモーベルグ選手が目の覚めるようなドライブ回転のFKを決める。そしてタイムアップ。苦しんだなかでの勝利を得た。

内容は正直元に戻ってる。それでも個人のチカラで勝利。実はそれでいいと思う。勝利したことが大きい。序盤でも記述したとおり負けていたら決断していただろう。それだけ大きい試合を勝利。直接対決であれば6ポイントマッチという言葉を使われることもあるけど、この試合はそれ以上だと思った。つまり9ポイントマッチ。それだけ勝ちを見たかった試合。正直嬉しい。

それでもまだまだ予断を許さず。ガンバ、京都、瓦斯、清水と負けたくない試合が続く。ここを連勝することで次の道が見える気がする。

まずは一戦一戦闘う姿勢を魅せてほしい。




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