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浦和レッズ2022前半と今後

今回は浦和レッズの前半戦を振り返りながら今後の個人的な感想を綴っていきたいと思います。
そのなかでいくつかのポイントに分けて振り返りたいと思います。

  1. スーパーカップ後の誤算

  2. 退場者続出で波に乗れない序盤

  3. 磐田戦での爆発

  4. 負けないけど勝てない重み

  5. 天皇杯初戦の辛勝

  6. 後半戦への期待値

その後で今後をどうしてほしいのかを個人的に綴っていきます。


1.スーパーカップ後の誤算

川崎とのスーパーカップ。立ち上がりから先制した浦和。一方で昨年圧倒的だった川崎はまだまだ調整段階なのかポジション的に連携できてない部分があった。後半では修正され川崎らしさもあったが、追加点を奪えた浦和は守備でも奮闘しスーパーカップを獲った。
これは今年期待できるのかと思うスタートかと思えた。ところが数日後に陽性者が複数人出てしまい開幕戦では思うような攻撃陣の組み合わせが難しくなり勝利とはいかなかった。いつもならば開幕戦には弱い浦和だからとホームでの巻き返しを願った。ところがこれがチームコンセプトの歯車を狂わすこととなることをこの時点では知らない。

2. 退場者続出で波に乗れない序盤

ホーム開幕戦、ACLの関係で早めの試合となった神戸戦。ところが後半に明本選手が相手選手との小競り合いから突き倒し退場となってしまった。そこから神戸の猛攻にあい、試合終盤に槙野選手のゴールで同点にされてしまった。その次節でも終盤に岩尾選手が退場してしまいその直後に失点。勝利とはいかなかった。今シーズン初勝利は湘南戦。相手がまだ思うようなサッカーができていないなかでの勝利。それでもこれで少し流れが変わるかと…

3.磐田戦での爆発

この試合から新加入のモーベルグ選手がベンチ入り。犬飼が開幕戦以来のスタメンに入った。その犬飼選手がコーナーキックからのヘディングで存在感を示す。そしてユンカー選手が今季初ゴール。さらに相手のハンドで得たPKをショルツ選手がきっちり決める。前半で3-0。そして後半から投入されたモーベルグ選手がすぐさま結果を出し3分で初ゴール。そのなかで独特なドリブルで相手を翻弄した。終わってみれば4-1。攻撃陣の更なる期待を持たせる試合であった。ところがこのあと泥沼にハマるとは…

4.負けないけど勝てない重み

磐田戦後の代表中断明けからACLを挟み連戦が続いていたこともあるが4月から5月にかけて山東とライオンシティ以外での勝利がなく負けても大邱との初戦とセレッソ戦しかない。リーグ戦では7試合連続ドロー、リーグ戦としては2ヶ月勝利がない。負けないけど勝てない。守備は崩れなくても攻撃では崩せない。勝ち点を積み上げられていないわけではないけど勝ち点2を落としている。16試合で2勝9分5敗の勝ち点15。
決して良い内容ではない。結果は悪い。勝ち点2を落とすことは危機感を持たなくてはならない。クラブや監督批判が出る一方で信じ続けるサポーターもいる。
もどかしい結果が内部分裂を引き起こしそうなこの2ヶ月であった。

5.天皇杯初戦の辛勝

背水の陣で戦うことになった天皇杯初戦、福島ユナイテッド戦。ここは落とせないとガチメンで挑んだ。守備は横浜戦以外大崩れは無いけどどうゴールを奪うかでこの試合も苦戦している。少し兆しが出たのはレビュー動画で言われている「ペナ角」。その意識が出ていたと見解していた。実際に横浜戦の同点ゴールは大久保選手がペナ角まで行き中央のユンカー選手にパスを出してゴールしている。クロスからのヘディングで得点が難しいならこの方法が良いと思う。この試合では相手の守備を崩せないので点がなかなか入らない。後半立ち上がり、岩尾選手からのサイドチェンジパスをモーベルグ選手がワンタッチプレー。その繰り返しから明本選手がミドル。先制点を奪った。ただこれがリーグ戦だと通用していたかと問われると疑問符がつく。ピンチもありながら何とか勝利することができた。連戦をようやく切り抜けた。勝って中断に入ることは良かったとポジティブに捉えたい。

6.後半戦への期待値

9日から再始動した浦和レッズ。監督も選手もスッキリとした表情だった。ここで途中加入の外国人選手たちも攻撃の基盤に合わせられる。守備の部分よりも攻撃の部分を。ここに時間を割いているだろう。補強についてはこれからであるが再開する名古屋戦は非常に重要な試合。勝ち点3。マストになると思われる。

期待とは裏腹に現在も今年のチームコンセプトは変更されていない。
「絶対、J1制覇」「Hangly for Victory」
今もその言葉に偽り無いのなら引き続き厳しい目で見なければならない。その言葉に期待をするからこそ叱咤する。共に戦うのはサポーターであれば当たり前でシーズン最後まで応援するのも当然。しかし叱咤をすることもサポーターの権利である。そこにクラブ愛があるからこそ。一方でヤジを飛ばすのはサポーターではない。クラブに迷惑をかけることもサポーターとは言えない。そこについては浦和を愛するために1人ひとりがスタジアムでも、SNSでも述べることが重要である。「浦和を背負う責任」はサポーターにも存在する。

最後に個人的に言いたいこと。
もっともっともっと攻撃型の浦和が見たい。
ゴールこそ浦和のチカラになるはずだ。
そしてそのパワーを取り戻す原点
「声援」が
「後押し」が
「We Are REDS」が…
近い将来スタジアムに響くことで
浦和の最大のチカラになる。



長文にお付き合いありがとうございます。



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