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一歩踏み出す勇気がないのです。

先日も触れた本「静かに退職する若者たち」を興味深く読んだ。

そこには、現代的若者の性質の例がいくつか書かれていて、これは上の世代の人たちからすると対応がしんどいだろうなと思うところもあり、一方で、自分も近い世代にいるということからくる彼らへの共感もあり、いろいろと考えながら読むことができた。

現代の若者の就職する企業に対する考えの1つとして述べられていたのが、「企業は自分を成長させる場と機会を用意すべきだ、という思考を持っている」ということだ。

上の世代の人たちから見ると「なんと高慢な態度なのだろうか」と思われるかもしれないが、私としてはなんとなく共感できる。

それは、これからの時代は1つの企業で勤め上げることにこだわることなく、自らキャリアを切り開く必要がある、と教えられてきたからだ。だから、当面は自分のキャリアを強化してくれるような場として企業や組織を選んでいくことが合理的だ、という判断になる。

今の自分だったらどのように考えるか。

前述の思い自体には共感するから、自分でそういう場所を探すしかないことになる。

しかし、もしそういう場が無いのだとしたら、自分で作るしかないのかもしれない、とも思う。

でも、なんだか踏み込み切れないという感覚もある。

この発想は、私の個人的性質からくるかもしれない。人を頼らない、頼るのが苦手な性質から、自力でやらなければならない、と考える主体性自体は持っている。しかし、それを自分に「許す」ことができないのだ。

結局、最終的に必要なのは”勇気”だけなのだが、それをうまく発揮するきっかけがないことに困っている。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。