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クラブハウスと神主さん

何かの信仰を持ちたい、という思いから、夜な夜な、神主さん、お坊さん、牧師さんが集まるルームに顔を出して、素朴な質問をする。

神主さんに尋ねると、そもそも、日本人は、天皇を象徴として崇拝してきた国で、天皇は神道において、最高の神官さんのようなものである、と。
つまり、日本人であるならば、信仰は神道です、と言い切っても間違いではない、との事。神社庁も、日本国民全員が信徒であるとして、信徒数を計算しているのだとか。

その上で、自分自身を高めるために、仏教を学んだり、キリスト教を学んだり、している、という事であった。イスラム教も学ぶと面白いのだそう。

神道は、日本の歴史においても、世界中の様々な宗教と習合し、柔軟に良い物を取り込んできた。

そして、神道は、宗教というか、道、であり、神社にお参りに行く、くらいでも、立派な信者です、という事になるのだとか。宗教感が薄い。
であるから、日本人の大半が無宗教です、と考えてしまうのだ。

巫女さん3人とも繋がった。とても真面目にクラブハウスで、神社とか神主さんと、我々との敷居を低くしたい、という思いでやっているのだそう。

たしかに、神社に参拝するとき、普通であれば、神主さんや巫女さんに合わずに帰る事が大半で、社務所で、お守りやお札を買う時に、少しだけ見かけるくらいか。

もしくは、正月に、昇殿参拝する時に、最も側で見るくらいだ。雑談など出来そうな感じでもない。

私の場合、建築プロジェクトにおいて地鎮祭に参加する事が多く、一般の方よりも、多く神主さんに会う事も多いが、雑談というわけでもなく、直会の時も、クライアントの方に意識が行き、神主さんと雑談に花が開くわけでもない。

あくまでも、参拝の時にチラチラと見える人々、という位置づけであった。

神主さん、巫女さんは、何を食べているのか。モーニングルーティーンはどのような感じか。そんな所から興味がある。

知的探究心が刺激されまくるのがクラブハウスだ。今のところ、そのような楽しみ方をしている。




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