みんなの協力で、建物管理。

建物管理には、いろんな人の目が必要で、一緒に働くスタッフ他、ご入居者のご協力も、本当に欠かせないな、と実感しています。

ある時、清掃スタッフのおじさんに、重大な欠陥を指摘していただいたことがありました。ロビーの窓全面に、格子状になっている柱と板があるのですが、その板が、数か所剥がれてきているという内容でした。

確認し、報告したところ、地震などで落ちたら危ないということで、施工会社さん判断で、上階まで櫓を組んで、2回に渡って大がかりな修繕工事をすることになりました。

エレベーターで、上下行き来するだけだとなかなか目に入りませんが、各フロアのカーペットに毎日掃除機をかけているおじさんは、この異変に気づき、きちんと知らせてくださったのでした。おかげで、大問題になる前に、対処することができました。

夜見回りしてくださる夜警さんからも、助かる情報をいただくことが度々あります。暫く前から、裏口に誰の物か分からないバイクが定期的に停まっている、と以前教えていただきました。ナンバーを控え、コンシェルジュ間でも情報共有し、私も注意するようにしていました。

確かに停まっていることはあるものの、何時からそこにあるのか、誰のものか分からず暫く様子を見ていたのですが、ある時、ご入居者からの通報で、発覚しました。

何と、隣のビルで働く男性が、毎回毎回違法駐車していたらしいのです。お散歩から帰ったそのご入居者が、当たり前に停めてその場を去ろうとする犯人を不思議に思い、どこに行くのか隠れて確認してくださったのです。

その情報を共有後、上司が現行犯で見つけ、警察を呼びました。問いただしたところ、土下座をして謝り、二度と違法駐車はしません、という誓約書を書き、立ち去ったということです。一件落着しましたが、本当にいろんなドラマがあります。

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