ぽっかり空いた空洞

ほとんどいつもすごく虚しくなる。
私は生きていてはいけないような気持ちになる。
なんだろうこの気持ちと思う。
みんなはそんなに毎日が楽しいのだろうか。

ふと子供の頃を思い出せば、父親からの「馬鹿」「何の役にも立たない」「お前ほどできないやつはいない」という言葉が頭をよぎる。というか、父親との過去の記憶はそれくらいしかない。今は急に丸くなってしまったのが嘘みたいだ。そんな父親は急に抱きついてきたりするので吐き気がする。
母親は私の夢を壊した。徹底的に壊した。私の好きなものを全て「ゴミ」と言ってくる人だ。好きなものは知らぬ間に捨てられたりもした。

そんな子供時代だった。
だから私は、私自身を世界一できない人だと思っている。世界一何もできなくて生きていてはいけない人。だから、さっさと死んだ方が周りのためなんだ。
そういう気持ちしかない。
けれども死ぬ勇気もないから死ねないだけ。でも、それも簡単に外れそうで、手の甲なんかをハサミや包丁で切りつけるのは日常茶飯事。ドライヤーがあれば、ひたすらドライヤーで自分の頭を殴る。それでも死ねないのは、なんだかつらい気持ちになる。
こんな気持ちから解放されるには、もう死ぬしかないのに。
誰かが悲しむかもしれないなんて、聞き飽きた。だって人はいつかは死ぬ。そして、役に立たないんならそれは早いほうがいいんじゃない?

落ち着いたらまた気持ちが変わるのかもしれないけれど、今はそんなことまで考えられない。とにかく嫌なことがただひたすら頭を駆け巡っている。

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