りんたろうみみず

たまに書き出す。たまに撮りだす。

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マガジン

  • YAKUSHIMA 2022.06

    2022年6月 屋久島に行った冒険の記録。

  • 米炊き日誌

    日本海に浮かぶ歪な島で生活を送る一般男性が送る自炊日誌。 毎日、不健康カップ麺生活の彼は島の食材を使って風流で健康な生活を送ることができるのか? =掟その1= 季節の食材を使う。 =掟その2= 米を炊く。 =掟その3= 美味しく食べる。 =掟その4= 無理をしない。

最近の記事

  • 固定された記事

休日に野湯にいく

大学を卒業してからちょこちょこ会う「ざわ」という友達がいる。 具体的にはわからないが、今年の春頃から山に登りに行こうという計画があり、しばしば連絡を取り続けてきた。ただ、なかなかお互いのスケジュールが会わず、夏前にいこうと言う計画が夏になり、更にその計画が秋になってしまった。 大学のときは思い立ったらすぐにリサーチをして登山計画をつくって登っているようなノリだった。だからこそ、何度も流れたけど、どうしても会いたい友達でもあり、そんな友達と行くなら"普通じゃない場所"に行き

    • 【衣装募集イメージ】十日町雪まつり_タイムマシーンファションショー

      企画の詳細につきましては以下のURLから飛んでいただければ内容がわかりますのでご確認ください。 タイムマシーンファッションショーについて タイムマシーンファッションショーでは各3つの年代(①20~30代、②40代~50代,③60代~)の以下の4つのシチュエーションでのスタイリングを組もうとしています。 1「冬場の学生服の着こなし」 2「雪かきスタイル(ウィンタースタイル)」 3「よそゆきの衣装(着物など)」 4「十日町の未来のスタイリング」 各シチュエーションでイメージ画

      • 冬の十日町でイベントをやります【タイムマシーンファッションショー】

        みなさんこんにちは、村山りんたろうです。 今回は、お久しぶりの方が見ていただける記事になるのかなと思っています。 理由としては久しぶりに地元、十日町に関わることでイベントを企画しており、改めてそのイベントの告知とお願いをしたいと思い、書いているからです。ただ、十日町だけでなくいろんな人に面白がっていただけるきっかけになるイベントを企画をしていますので最後まで見ていただけると嬉しい限りです。 『タイムマシーン ファッションショー』の企画について現在、佐渡にいる身ではあります

        • YAKUSHIMA Vol.4 「屋久島の裏側」

          この記事は2022年に6月に屋久島の縦走登山をした記録です。 前回の話『Beyond Peak』 . . . ホワイトアウトしている屋久島の頂上を超えて今回のキャンプ地を探す。 今回、屋久島の頂上である宮之浦岳を超えて、湯泊歩道というルートを通って降りる計画だった。まだまだ進まないと行けないという気持ちもあったのでとりあえず、暗くなるまで一泊できる場所を探しながら進もうということになった。 霧と雨が吹き続ける中、なにか風よけになるようなものがあるキャンプ地を探し歩く

        • 固定された記事

        休日に野湯にいく

        マガジン

        • YAKUSHIMA 2022.06
          4本
        • 米炊き日誌
          5本

        記事

          YAKUSHIMA Vol.3 『Beyond Peak』

          この記事は2022年に6月に屋久島の縦走登山をした記録です。 【前回の話】「再会と再来」 . . . いよいよ、屋久島に登る。 屋久島に登るのは7年ぶり、当時は高校生2年生の頃に部活を辞めた反動で、屋久島に縄文杉を見に来ていた。その時も現地で仲良くなった友だちと一緒に登った。今、その子はカナダに永住したらしい。 のりちゃんは元気かなぁ〜 今回は白谷雲水峡から登る。 白谷雲水峡はとにかくきれいな水が流れ続ける湧水地だった。この場所をみるだけでも価値があるくらい屋

          YAKUSHIMA Vol.3 『Beyond Peak』

          YAKUSHIMA vol.2 「再会と再来」

          この記事は2022年に6月に屋久島の縦走登山をした記録です。 前回の話「バックパックに詰め込んで」 . . . 朝起きるともう、屋久島が見えていた。 熟睡だった。どうやら移動でかなり疲れていたみたいだ。 朝日を浴びに船の甲板に出る。もう間近に迫る屋久島を海から眺める。ただ、そんなにゆっくり眺めていられなかった。興奮して夜ふかしをしてしまったのもあり、すぐに下船になるくらいギリギリまで寝ていたのだ。 下船の準備をしながらメッセージを送る。 ボク「もうすぐ着く!どこ

          YAKUSHIMA vol.2 「再会と再来」

          YAKUSHIMA vol.1 「バックパックに詰め込んで」

          旅の前、バックパックと向かい合って荷物を積め込んでいるあの時間が好きだ。 必要なものは何なのか?想像しながらバックパックにギアを積める。何でも入れたいものを入れられるバックパックがあればいいのだけど、そうは行かない。限界があるからバックパックにはロマンを感じる。 そんな5,6年使っているバックパックに愛情を注いでる時間もじわじわと今回の目的地に着々と近づいている。 耳を澄ますと『ゴウンッ ゴウンッ』と船に波があたる音がする。 今は鹿児島県にある日本最大級の自然を持つ島

          YAKUSHIMA vol.1 「バックパックに詰め込んで」

          くらいなか

          最近、夜仕事が終わって何もすることがなかったら密かにランニングをすることにハマっている。 とはいえ、暇な日なんてほとんどないので久しぶりに走った。いつも岩首から柿野浦まで走るのが定番になっていた。今日も同じように自宅から飛び出て柿野浦を目指す。 岩首を出てすぐ、違和感に気づく、、、。全く見えないのだ。 かすかに道路の脇の濃淡がみえるだけで、全く見えない。おかしい、なんでこんなに見えないんだ、、、。 そうか、月の光が全くないのか。 つい、数日前に新月だった。今もまだ月

          竹を切る人たちから見つけた幸せのコツ -メインログ-

          前回のお話↓ 彼らが竹を切りにやってきた日。その日は雨だった。かなり激しめの雨だ。 この時期の新潟県は基本、曇り空。 逆に、雨が降っていなかったら「今日は天気いいねぇ〜」となるくらいなので天気が悪いのが当たり前、雨か雪が降っていないことの方が少ない。とはいえ、この日は今にもひょうが降ってきそうな寒さだった。外での作業になるから中止になるだろうと思いながらエンヒケたちを待っていた。 エンヒケたちが到着した。 外を見ながら「雨すごいねぇ〜、よし!少しやろうか!」 竹切

          竹を切る人たちから見つけた幸せのコツ -メインログ-

          竹を切る人たちから見つけた幸せのコツ -プロローグ-

          田んぼの農作業もひとくぎりし、日に日に寒さがましてくる頃。 人々が外に出るのを嫌がりはじめる中、外でモクモクと働き始める人たちがいる。 1人の在日ブラジル人電話から始まった。 エンヒケ「近々、竹を切りに行くけど集落にいる?」 竹を切り出す職人達の季節だ。 10,11月の寒さが険しくなる頃に竹は地中から水分を吸うのをやめる。この時期に切り出す竹はしなりが強く,頑丈で,腐りにくい一級品の竹が採れる。 佐渡島は対馬海流の温暖な気候により、良質な竹が育つと言われており、真竹

          竹を切る人たちから見つけた幸せのコツ -プロローグ-

          東京の不思議な夜の話。 ミナミ2

          ↓前回の話はこちら↓ サウナ アンド カプセルイン ミナミに行くことにした。 友人が最後まで送ってくれて目の前まで来ることができた。 実際に見てみると、なるほど。これは昔ながらのカプセルホテル。 ネオンっぽい看板が煌々と東京の薄明るい夜の景色の中光っている。 これはいい。なんか、いいサウナの予感。 マニアックなスポットの匂いがする。 確かに、時間も合間ってなぜか看板が光り続けるだけで人気がないように思た。 カプセルホテルの目の前に立つとサ道のポスター。 一気に

          東京の不思議な夜の話。 ミナミ2

          東京の不思議な夜の話。 ミナミ1

          ぐうぜん。 普段の拠点である佐渡ヶ島から東京にイベントに参加するためにしばらく滞在していた。せっかく東京にいるのだから、久しぶりの友人に会いに行く。そこでぐうぜん出会ったヤバめのスポット。 サウナ アンド カプセルイン ミナミ  東京に何日か滞在しながら昼間はイベントに参加、夜は友人に会いに行く。友人と気分で会うから泊まる場所も決めてなかった。その時の状況で泊まる場所をなんとなく決めるふらふらな生活を送っていた。東京ならBooking.comやagodaで探せば近くに格

          東京の不思議な夜の話。 ミナミ1

          ギルドハウスで高校生をしていた話

          2021年11月中旬 突然のメッセージが入る。 ギルドマスター西村治久さん 通称”ハルさん”から連絡が入る。 思わぬ人からの長文のメッセージが入ったことに驚きを隠せず、フリーズ。 まずは、なにか失礼なことをしたか?と考える。 いつも無茶なお願いをしていることが真っ先に頭をよぎる。 ついに、仏のハルさんを怒らせてしまったかとビクビクしながらメッセージを開く。 ...優しかった。全てが優しい。 いつもお世話になっているハルさんにお願いされたら書くしかないと思い、”ギ

          ギルドハウスで高校生をしていた話

          草刈ってたら食の魅惑にブチ落とされた一件

          雨期が終わり、それでも新潟らしいいつ降ってもいい良いような薄く雲がかかったような空の日。僕は、ある食べ物への魅惑の渦へ叩き込まれた。 その日は、集落の草刈りをする日だった。かなりの広範囲の草を刈るため大勢の人が集まって作業していた。その日はどうも体が重くて草刈り機が重く感じ、草を刈り払ってはその草の上に座り込んで景色をぼーっと眺めていた。とにかく、なぜかテンションが低く。何ともないことを考えながら作業をしていた。 そんな時に、ヌッと、色黒のじいちゃんが現れた。彼の名前はマ

          草刈ってたら食の魅惑にブチ落とされた一件

          山奥で雨に滴るオトナなやつに出会った話   -米炊き日誌-

          お久しぶりです。佐渡島暮らしのりんたろうみみずです。今年の4月から地域おこし協力隊として正式に佐渡島民になりました。これからは少しずつ佐渡暮らしの日々をお伝えできればと ところで、みなさんは出会ったことありますか? 「山奥にひっそりと暮らしているオトナなあいつに...」 僕は先日、ついに遭遇して味しめてしまいました。 オトナなフェロモンが漂っており、見た瞬間わかった。 しかも、そいつはデリケートでなかなか街には出てこない。 そう、僕は出会ったんです。山奥にひっそり

          山奥で雨に滴るオトナなやつに出会った話   -米炊き日誌-