瀧本哲史著「ミライの授業」講談社

資本主義の進歩と歩調を合わせ、社会に巨大な変化を起こしているのが、「テクノロジーの進歩」だ。という、瀧本哲史さんの著書「ミライの授業」

最近ＡＩの進化にともない、あらゆる仕事がどんどんコンピュータ化されている。『答えが決まっている仕事』のほとんどは、コンピュータや人工知能を搭載したロボットが行うようになることが確実、そうした未来に生きていく子どもたちは、どのような力を身につければ良いのだろう。

本書では、ＡＩに仕事を奪われる未来を危惧すると同時に、未来を作ることができるのも君たちだと希望を持たせる。

19人の偉人たち(ニュートン・ナイチンゲ－ル・ビル・ゲイツ・緒方貞子・コペルニクス・伊能忠敬・Ｊ．Ｋ．ローリング・・・他)のこれまでの偉人伝では書かれてこなかった知られざる裏のエピソ－ドを紹介しながら、なぜ歴史に名前を残すことができたのか真実にせまる。

「これなら私にも未来を変えるチャンスがあるのでは・・・」「僕にもできるかもしれない！」と、読み進めるうちに、今すぐにでもできることに挑戦したくなる、勉強や、仕事へのモチベ－ションが上がる本です。

以前某名門女子中学校で、瀧本哲史先生に講演していただいた時の生徒の感想

「コンピュータにはできないゼロからイチを生み出す仕事をしたいと思います」

知識だけが必要な仕事は、やがてＡＩに置き換わると聞いて、そのとき求められる力は、『自分の考えを言葉にして、他の人に伝えていくことなのではないか』と感じました。

緒方貞子さんの話のように、自分が正しいと信じる道を実現するために、今の勉強をがんばりたいと思います」

宇宙メルマガ「THE VOYAGE」2018.12月号掲載

二村知子　(ふたむら　ともこ)
隆祥館書店店主　井村雅代コーチ（当時）に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で２年連続日本１位、日本代表として２年連続世界第３位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト－クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書の無料サ－ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。

隆祥館書店：http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/