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12月:星とハーブのステンドグラス‐ミツマチヨシコ

今月は、プラネタリウム100周年記念の制作物がネタ切れのため、別の新作を。
昔の人は、作物は育たないのに雑草が育つのを不思議に思い、星の力が植物を育てているのだ、と考えたといいます。
そこでハーブが惑星や星々の力で育ちやすい時期や育ちにくい時期があると考え、占星術と合わせて効能を使っていたという話を聞いて、我々が信じている科学とは別の、その時代にあっての合理的な考えだったんだなと非常に面白く思って以来、占星術と薬効を掛け合わせてアロマを使う、という分野に興味を持っています。

秋ごろにハロウィンに合わせて諸事情により制作するステンドグラスの作品を今年はそういう雰囲気で、いい香り、というのをテーマに制作したため、ラベンダーやフランキンセンスなどの花と合わせて、竜涎香のイメージでくじら(くじら座があるのと、竜涎香のもとはくじらの結石のため)とりゅう座(竜涎香ですから、竜がいるべきと思ったので)を描いてみたところ、まさかの来年の干支とばっちり合いましたね…。
編集長に突っ込まれて初めてそういえばそうだ、と気づく始末でしたので、これは干支のイラストと言い張ってもいいかなと思っております。

星とハーブのステンドグラス‐ミツマチヨシコ



そして、年明け1月4日~10日に原宿のデザインフェスタギャラリーwest1-Cでこの作品をDMに使った個展を開催します。お時間あればぜひ。
4日は14時ごろから、他の日は大体11時頃から20時まで見られる予定です。最終日は18時で撤収します。
それでは皆様、楽しいクリスマスを。よいお年をお迎えください。

ミツマチヨシコ
2002年から活動中の切り絵作家。水彩、漫画、動画なども作る。
作風はノスタルジック。ファンタジーとバンプオブチキンをこよなく愛している。
内なる宇宙をこの世界に持ち出し、未知なる外宇宙に思いをはせる日々。


2023年12月号より


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