見出し画像

4549 栄研化学の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1939年2月に黒住剛氏らが興亜化学工業株式会社を創立、家畜臓器を原料とした栄養食品ならびに医薬品の製造販売開始
✅ 2006年9月、大塚製薬株式会社との間に、販売・市場育成、研究開発、技術の相互利用などを目的とする業務提携契約を締結
✅ 臨床検査薬の製造・販売が主力事業
✅ 筆頭株主は、日本マスタートラスト信託銀行株式会社信託口で10.85%保有。続いて、業務提携契約を締結している大塚製薬株式会社が10.83%、株式会社日本カストディ銀行信託口が6.68%、SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNTが6.67%保有。また、元社長の黒住忠夫氏が1.66%となっている
✅ 会長の和田守史氏は北海道大学卒→1978年3月に入社→営業統括部長、社長などを経て2021年6月より現職
✅ 社長の納富継宣氏は九州大学卒→1981年4月に入社→常務執行役、専務執行役などを経て2021年6月より現職
✅ 売上高の構成比は、微生物検査用試薬10.3%、尿検査用試薬8.7%、便潜血検査用試薬24.9%、免疫血清検査用試薬23.6%、生化学検査用試薬1.5%、器具・食品環境関連培地5.5%、遺伝子関連等16.5%、医療機器8.9%。便潜血検査用試薬ならびに免疫血清検査用試薬で売上高の50%近くを占める

画像1

✅ 主要顧客の占有率は、株式会社スズケン13.1%、アルフレッサ株式会社12.7%、東邦薬品株式会社11.1%と医薬品卸大手が並ぶ
✅ 便潜血検査用試薬は、大腸がん検診のスクリーニング(一次検査)に用いられる。同社では装置を使用した定量的な検査を行う便潜血測定装置「OCセンサーシリーズ」とOCセンサー用試薬、定性的に検査を行うPOCT関連試薬「OCヘモキャッチS」を製造・販売する
✅  免疫血清検査用試薬に関しては、Helicobacter pylori (いわゆるピロリ菌)抗体の検査などに利用される、ELISA法やイムノクロマト法による検査薬などの開発・製造・販売を行う
✅  超高感度免疫法として生物発光を応用したBLEIAシステムの実用化を世界に先駆けて実現。また、東ソー株式会社がグローバルに事業展開している試薬の日本国内における販売を担う
✅  遺伝子関連等では、遺伝子解析に必要なサンプル量を得るための遺伝子増幅技術を扱う。主要製品は「LAMP」(Loop-Mediated Isothermal Amplification)であり、同社が独自に開発した、迅速、簡易、精確な遺伝子増幅法である
✅  売上高、経常利益とも順調に拡大。感染症の影響も限定的と見られ、2021年3月期は、売上高38,667百万円(前期比+5.7%)、営業利益6,612百万円(前期比+43.0%)、経常利益6,808百万円(前期比+44.1%)と、上場来最高を記録

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?