見出し画像

8098 稲畑産業の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1918年6月に大阪府大阪市において、株式会社稲畑商店として設立された。ただ、同社の起源となる稲畑染料店を開業したのは1890年10月であり、創業者である稲畑勝太郎(現社長である稲畑勝太郎氏の祖父)が京都府京都市で開業したのが始まりである
✅ 情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4分野に特化する化学品専門商社
✅ 筆頭株主は、戦前より事業における関わりが深い住友化学株式会社が22.87%を保有する。その他、創業家出身の現相談役である稲畑勝雄氏が1.92%を保有 (同氏は2021年4月22日に逝去。現社長である稲畑勝太郎氏の父)。丸石化学品株式会社やあすか製薬株式会社など取引先の保有も見られる
✅ 社長執行役員である稲畑勝太郎氏は早稲田大学政経学部卒→1984年第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行→1989年1月当社に入社→2005年12月に前社長である故・稲畑武雄氏の逝去を受け、現職である社長執行役員に就任
✅ 専務執行役員である赤尾豊弘氏は1982年4月当社に入社→2010年6月取締役、2015年6月現職に就任
✅ 専務執行役員である横田健一氏は1996年7月当社に入社→2008年取締役、2017年6月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、情報電子事業38.9%、化学品事業11.5%、生活産業事業6.5%、合成樹脂事業43.1%
✅ 地域別の売上高は日本が46.6%、北東アジア27.2%、東南アジア21.1%、米州3.5%、欧州1.6%と、海外売上高比率が国内を上回る
✅ 「情報電子事業」は、液晶・有機ELディスプレイ、デジタル印刷、半導体・電子部品などに関する部材の仕入・販売などを手掛ける事業である
✅ 「化学品事業」は、石油化学関連企業向けの原料や中間物、塗料・インキ・接着剤、などの仕入・販売などを手掛ける
✅  「生活産業事業」は、医農薬・防虫剤の原料などに関する仕入・販売、「合成樹脂事業」は、生活用品、建築部材などへの合成樹脂をはじめとして、様々な企業に合成樹脂関連製品の供給を担っている
✅ 2012年3月期から2019年3月期までの売上高は毎期増収も、2020年3月期以降は樹脂価格の下落と感染症拡大の影響をうけて2期連続減収
✅ 営業利益は欧州で大規模な貸倒引当金を計上した2018年3月期を除いて、概ね右肩上がりで増益しており、2021年3月期には販管費の削減により過去最高益を更新

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?