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5981 東京製綱の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1887年に東京製綱会社を設立し、日本で初めてマニラ麻ロープの製造を開始、国内最大手のワイヤロープメーカー
✅ 筆頭株主は5401日本製鉄で19.9%、次いで株式会社日本カストディ銀行が信託口で7.3%、以降は東京ロープ共栄会、7279ハイレックスコーポレーション、コリアセキュリティーズデポジトリーシンハンインベストメント、5101横浜ゴムなどが続く
✅ 社長の原田英幸氏は東京大学工学部卒→1987年4月同社に入社→2009年4月ベトナム子会社の社長に就任→2020年4月連結子会社である長崎機器株式会社の社長→2021年4月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、鋼索鋼線関連が43.4%、スチールコード関連が12.6%、開発製品関連が29.8%、産業機械関連が5.4%、エネルギー不動産関連が8.8%を占める
✅ 鋼索鋼線関連ではクレーンやエレベーター、棟梁等に使用されるワイヤロープや、光ケーブル用のワイヤなどの製造・販売を行う
✅ ワイヤロープ国内シェアは40%であり、トップシェアを誇る。またエレベーター用ロープでは国内60%のシェアを占める
✅ スチールコード関連では、タイヤやエスカレーターのハンドレールといったゴム製品の補強材などに使用されるスチールコードを製造・販売する。スチールタイヤコードでは国内独立系メーカーにおけるシェアで50%を占める
✅ 開発製品関連では棟梁用ケーブル等の道路安全関連製品や土木用・送電線用炭素繊維複合材ケーブル等の製造・販売を行う他、棟梁をはじめとする土木建築工事の設計・施工を行う
✅ 産業機械関連では工業用自動計量器や自動包装機等の産業機械や粉末冶金製品を手掛ける
✅ エネルギー不動産関連では、石油製品の販売から太陽光発電による売電事業、不動産賃貸事業が含まれる
✅ 過去10年を見ると、期によって変動があり売上高は600億円から700億円台で推移していたが2021年3月期は591億円と600億円を割り込んだ。営業利益は赤字だったのは2013年3月期のみで、2014年3月期以降5期連続で30億円超が続いたが2019年3月期以後10億円を割り込んでいる
✅ 2021年3月期は、感染症流行に伴う国内の鋼索需要や自動車業界における鋼線需要の低迷を受け、連結売上高は前期比+6.2%の微増、営業利益は環境対策引当金の費用計上に伴い、前期比▲62.7%に減少
✅ 利益面はコアワイヤ等の高収益製品の減収や設備投資費の増加、原料価格の値上がりなどの影響が大きい

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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