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5715 古河機械金属の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1875年8月に草倉銅山を譲り受け、営業を開始
✅ 鉱山用機械と銅製錬メーカー。ニッチ市場の複数製品において高シェアを有す
✅ 大株主は、筆頭株主が日本マスタートラスト信託銀行株式会社の信託口で11.3%、次いで朝日生命保険相互会社が6.0%、以降は、株式持ち合いをする清和綜合建物株式会社、5101横浜ゴム、5801古河電気工業、6504富士電機などが続く
✅ 会長の宮川尚久氏は立教大学経済学部卒→1975年4月同社に入社→2011年6月取締役に就任→2013年6月社長を経て、2021年6月現職に就任
✅ 社長の中戸川稔氏は早稲田大学法学部卒→1983年4月同社に入社→2018年6月連結子会社の古河ユニック株式会社の社長→2019年6月同社取締役→2021年6月現職に就任
✅ 売上高の構成比は産業機械が9.9%、ロックドリルが15.4%、ユニックが14.6%、金属が50.4%、5%未満で電子、化成品、不動産が続く
✅ 産業機械部門では、各種ポンプや環境機械、鋼構造物、破砕機や粉砕機等の産業機械、耐熱・耐摩耗鋳物を製造・販売する。製品ごとの国内シェアは下水道用汚泥ポンプが60%、スリラーポンプが40%、破砕機が15%を誇る
✅ ロックドリル部門では、油圧ブレーカや油圧圧砕機、油圧クローラドリルやトンネル工事用機械等のせん孔機械を製造・販売する。製品ごとの国内シェアは油圧ブレーカが40%、油圧クローラドリルが65%、トンネルドリルジャンボが80%を占める
✅ ユニック部門では、ユニッククレーンやミニ・クローラクレーン、船舶用クレーン、ユニックキャリア等を製造・販売する。製品ごとの国内シェアはユニッククレーンが50%、ミニ・クローラクレーンが40%、ユニックキャリアが50%を占める
✅ 金属部門では、海外鉱山から原料鉱石を仕入れて製錬し、電気銅や電気金、電気銀、硫酸の販売を行う
✅ 電子材料部門では、高純度金属や光学部品、窒化アルミニウム、コア・コイルを製造・販売する。携帯電話やLEDに使用される半導体の原料となる高純度金属ヒ素では、国内シェア90%、世界シェア60%を誇る
✅ 化成品部門では、銅酸化物製品や硫酸、水処理剤製品、各種関連製品を製造・販売する。亜酸化銅では国内シェア45%を誇る
✅ 不動産部門では、連結子会社の古河ビジネスサービス株式会社が不動産の販売・賃貸をする
✅ 主要顧客は5801古河電気工業で連結売上高に占める売上高の割合が15.2%を占める。(2021年3月期)
✅ 売上高は2019年3月期に、4期ぶりの1,700億円台をつけたが、2021年3月期は感染症流行による産業機械部門やロックドリル部門、ユニック部門、化成品部門での需要減少が響き、2期連続減収であった。金属部門と電子部門は好調であった
✅ 経常利益は2017年3月期から2019年3月期の3期は80億円を上回ったが、2021年3月期は前期比▲16.7%だった。為替差損益と持分法投資損益により経常利益は▲16.7%で済んだが、営業利益は前期比▲35.7%であった

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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