見出し画像

アスリートのジャンプトレーニング考察

普段アスリートに筋トレ、持久トレ、ムーブメントトレーニング等の指導をしていますが、何の為かって怪我のリスクを下げて、パワー上げて、より長く、速く動ける為のお手伝いです。

その中でジャンプ系のトレーニングも当然おこなってるんですが、何をどれくらい組むのかって重要です。

アスリートってよっぽど感覚鋭くなければ多少???な感じでも処方されたこと真面目におこなうことが多いので、処方箋出すこちら側の知識と指導力って重要です。

だって、風邪治りますよって痔のお薬出されたって治らんでしょう。。。

僕が得意とする方向転換や減速技術は置いておいて、ジャンプについて考えたいのですが、この技術って極論速く走るためにやってます。その為にパワー上げないといけないので、スクワットやデッドリフトで下半身の筋力上げて、クリーンやスナッチで速く重いものを挙げる練習するんです。

で、跳ぶ。

この跳ぶという行為で、大きく分けると二種類あって、体力テストとかでやる1発高く飛ぶ
垂直跳び
と、ハードルジャンプの様な連続で速く高く跳ぶ
リバウンドジャンプ
です。

スポーツの現場だと1発高く飛ぶという行為はあまり多くなく、速く跳ぶを繰り返すというのが重要になり、もっというと片脚で跳びながら素早く脚を切り返すのを繰り返すと走れます。

1発大きく飛ぶには地面に接地している時間が長くなりますが、連続ジャンプは出来るだけ地面接地の時間を短くして高く飛びます。それにより地面から貰えるパワーが高いということになり、より少ないエネルギーコストでおこなえるのでパフォーマンスが上がる可能性が高まります。

それを機器使って測るのがRSI(リアクティブストレングスインデックス=反応筋力指数)です。

この数値が高ければ優秀で、いわゆる『バネ』がある選手になります。それがどういうものなのかは指導者の方は知っておいた方が良いです。

コチラ からPDFファイル無料ダウンロード出来ますので読んでみてください。

実際の測定風景はマットスイッチや加速度センサー使います。

RSIの計測風景例1

RSI計測風景例2 

僕は加速度センサー使って計測していますが、指導しているアスリート達で高い選手は2.5オーバーが数名いて、3近い選手もいます。(この数値メチャクチャ高いです)


競技別RSIの数値は有賀先生が出していたので コチラ も無料ダウンロード出来ます。

RSIを高めるジャンプトレーニングて指導者の技術でアスリートの跳び方がかなり変わります。陸上系の方なら出来て当たり前ですが、フィールド競技系の選手でも殆ど出来ないので僕らの指導技術が問われます。

ポーゴ、リバウンドジャンプやタックジャンプて地面に足が接地している時間が長いと意味がないので出来るだけリズミカルにおこなう必要があります。ハードルジャンプも出来ていないのに高くしてしまうと地面接地が長くなってしまうので気をつけましょう。

ポーゴやタックジャンプの説明動画を友人が出していたので参考程度に。。。

ちなみに、RSIの数値が落ちてくると適切に地面反力貰えてないという指数にもなり、怪我のリスク上がってきますのでボリュームコントロールの目安にもなります。

僕自身はアスリートの指導の他にも一般社団法人School of Movementのマスターコーチとして後進の育成もしています。

ムーブメントトレーニングはここら辺のことを垂直方向から多方向に包括的に段階的に指導していきますので興味があるアスリートやチームは コチラ までお問い合わせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?