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推し活とDIY

かつてわたしはオタクと呼ばれる人たちに羨ましい気持ちがあった。ふだんはシャイだったり自称コミュ障だったりするのに、好きなことの話を始めたとたんスイッチが入ったように早口で楽しそうに語り始める。で、語り始めると止まらない。彼ら、彼女らが語るのを聞くのは好きだったし、そこまで好きな物にのめり込めることが羨ましかった。だけど、到底自分がそっち側に行けるとは思っていなかった。

それが人生で初めて推しという存在ができて、まさに自分の生活にパラダイムシフトが起きたわけだけど、2年近く推し活してきて一周回ってやっぱりわたしはオタクではないのかもしれないと思い始めている。

なんせね、物を買わないんですよ、わたしは。基本的に物より体験と思っているので、スケジュールが許す限り公演は見たい。遠征も厭わない。が、円盤は要らないし、アクスタも要らない。写真集は要るけど(載ってるのが全部本人だから)、雑誌は要らない(載ってるのは一部だけだから)。

何で物が要らないかというと、ズバリわたしが片付けられない女だからである。もう何年も物を減らそうと努力しているが、全然減らない。なぜなら、こう見えてセンチメンタルなタイプなので、あらゆるものに愛着を感じてしまい捨てられないのだ。とはいえ、少しずつメルカリで売ったり、ジモティであげたりは始めている。次に誰かが受け取ってくれる場合は手放しやすいが、捨てるのが一番難しい。そういうわけでこの十数年いったん所有すると処分できないのなら、新しく所有しないという方向でしのごうとしてきた。

ところで、話は変わるがDIYが趣味であるとプロローグにも書いた。自宅の床を貼り直したときに、これまでプロジェクターとDVDを置いていたスチールラックをキッチンで使用することにしたので、行き場のなくなったプロジェクターやDVDをその辺に積んでいたのだが、ようやくそれを収納するワゴンを作った。着手してから何度かの中断をはさみ半年ぐらいかけてやっとできた!

真ん中に仕切りを作ることで両側から入れられるようになってる

余り物の板で作ってるから、よく見りゃゆがんでるけどそれもご愛敬。プロジェクターとDVDを入れてみると…

ちなみにプロジェクターを使うときはトップに乗せる予定

え? まだ全然棚に余裕があるんですけど…。ここへ来て突然、町田くん及び劇団関係の円盤も置ける! 「チェリまほ」とか、「JAMザリサイタル」とか入れるところあるやんと思い始めてるんですけど、わたしは買ってしまうのでしょうか?

使わないときは押し入れの下の段にすっぽり入るのだ


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