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キャラソン日記 2023年12月編

こんにちは、私的音楽同好会です。

今回は、2023年12月分の #キャラソン日記 をまとめました。
ぜひ皆さまも、紹介文を読みながら曲を聴いてみてください!


12/2 2 hundred over

歌唱:エーリカ・ハルトマン(CV:野川さくら)
発表年:2009
作品名:ストライクウィッチーズ

『ストライクウィッチーズ』より、エーリカ・ハルトマンのキャラソン。全体的にハイテンポである一方で、合いの手が大変可愛らしい。ハルトマンのおてんばさや、その裏にしっかりとある凛々しさが絶妙な加減で混ぜ込まれている一曲と言えるだろう。作中ではネウロイを300機以上撃墜しているウルトラエースであり、曲名の「2 hundred over」とは、撃墜数のことを示していると思われる(1期では200機撃墜を表彰されている)。個人的には「つきぬけた その先にある 快感が Tryした結果 胸のなか 勲章」という部分の清々しいメロディーがお気に入り。ぜひ一度聴いてみてほしい。

12/5 Not Perfect is GOoD

歌唱:涅マユリ(中尾隆聖)
発表年:2009
作品名:BLEACH

『Bleach』で医師の隊長を担う涅マユリの、知への探究心が詰まったキャラソン。自分の体すら実験対象にするマッド・サイエンティストである彼は、曲名からも察せられるように、完璧は絶望だと豪語している。学者にとっては退屈の塊であり、原動力や存在意義を失ってしまうからだ。いくら探求を繰り返しても、彼は「知り続け 飢え続け」ており、奇声を上げながら「Why?」とまた呟くのだ。彼ほどの知性を持った上で、更なる探究心を持ち続けるには、狂気に取り憑かれているくらいが丁度良いのかもしれない。

12/7 明日への扉

歌唱:加瀬友香(CV:佐倉綾音)・山田結衣(CV:高橋未奈美)
発表年:2018
作品名:あさがおと加瀬さん。

熱心な緑化委員の山田結衣と陸上部のエース加瀬友香との恋模様を描いた名作「あさがおと加瀬さん。」のアニメーション作品のエンディングテーマで、音楽ユニット「I WiSH」の曲のカバー。カバーながら、歌詞の表現の一つ一つが耳に届くたび、二人のいる場面がありありと目に浮かぶ、エンディングテーマとして完璧な曲だったと思う。というか合いすぎている。何これ、二人の世界の言語化じゃん…歌詞という言葉の後ろにこの二人という具体的な主人公がいるだけで、言葉はこんなにも広がって、輝いて見えるのか。二人でカラオケに行く時に歌っていて欲しい曲。ブリッジ部分のメロトロンっぽい音色もかなり好き。
同じメロディを卒業式で聞いたことあるな、と思っていたら、元は卒業ソングとして書かれた『旅立ちの日に…』に新たに別の歌詞をつけた曲だったらしい。

12/9 フラジール・ガール

歌唱:木村カエレ(CV:小林ゆう)
発表年:2009
作品名:【懺・】さよなら絶望先生

ちょっとしたトラブルでも「訴えてやる!」と叫ぶ木村カエレによる、壊れやすい(?)心境を歌った曲。訴訟国家アメリカの帰国子女と勘違いされるほどすぐ訴訟を持ちかけるキャラなので、3期で出番が減っていることについて、わざわざキャラソンの中でも訴訟を起こそうとしている。キレすぎて、パンク・ロック並みにボーカルの音が音割れしており、嫌でも彼女の激情が伝わってくる。一方で、パンチラお色気キャラとしての一面もちゃっかり出したりして。人格がコロコロ変化する”人格バイリンガル”の彼女にしか歌えない歌もあるのだと気付かされた一曲。


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