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各務原あづみデッキ+(アウェイクンパニッシャー採用)の話

アイキャッチの画像にもありますが、販売時点ではほぼ最新のシステムをまとめて積んだデッキが比較的安価で入手可能なキャラクターデッキは、手元のカード資産ゼロから始める初心者さんにとっては優れた商品だと言えます
 
問題があるとすれば、まだ始めていなくて知識ゼロの新規参入者さんへお届けする経路が皆無ということでしょうか。それは致命的な大問題なのでは?
販売期間が限られてて、元からZ/X公式アカウントをフォローしてたりしないと購入の機会を逃しますので、既存プレイヤーがパーツ取りのために買うか本当にそのキャラクターが好きで追ってるファン層にしかリーチしない商品になってるんですよね。もっと広報には頑張ってほしいものです


キャラクターデッキ 各務原あづみ+

上述の通り商品そのものの品質とは別次元の問題点はありますが、まったくの初心者さんが初めて手にするデッキと考えれば必要そうなところはだいたい揃いますし、ちょっと追加するだけで最新のシステムに追いつきます

こちら公式サイトに掲示されているカードリストですが、いわゆるアークゼクスの《蒼炎の機装者 リゲル》もリンクゼクスの《蒼空§結魂 リゲル》も収録されてますし、各色にいる原初アバターの《原初の天水 メガ》も入っていますので……なんで4枚じゃないんですかね?
 
構築ルールとしてデッキに採用できる同名のカード上限は4枚なので、デッキの看板を張れるカードはそうして欲しいところなのですが。それ以外でも微妙に欲しいところが欠けてたりするので、二つ用意してパーツ取りした方が理想に近づけやすくなりますね。あとこの商品の販売後にブースターパック46弾が発売されており、そちらに収録された新規カードも当然ないので買い足してしまいましょう
 
このnote執筆時点の2023年12月から、各務原あづみ関連のカードプールに更新がないのは少なくとも2ヶ月後まで(1月弾はアウェイク後半組で、2月弾はあづみ以外のリユニオンで)決まっています
恒例行事のようなものなので、多分4月の新システムは率先して配られます

サンプルデッキレシピ

キャラクターデッキ二つと、現時点の最新となる46弾のカード、それに数点の汎用カードを加えてみたのが以下のデッキです
カード名にIGと加えているのはイグニッションアイコンを持つカード、そしてVBやLRはヴォイドブリンガーおよびライフリカバリーの略称です

デュナミスのカードは元が12枚だったので、汎用カードのヤトノカミやラハムも追加しておきました。シフトも1枚だけでは心もとないですし、ヤシギはあると便利です

ターンごとに増えていく選択肢

解説にはサンプルデッキのカードを使いますが、この項で書くことは他のデッキ全般にも言えることなので、あづみ以外で好きなキャラクターや興味あるカテゴリができたときにも参考になると思います
 
基本的にZ/Xはターンが進むにつれてリソース枚数も1枚ずつ増えますが、それによってできることが増えていきます。単純により多くのコストが支払えるという意味でなく、ルールや個々のカードでリソース枚数を参照するので、序盤には出来ない無茶が徐々に解禁されていくとも言えます

1ターン目

リソース3枚でやれることは、そのコスト以下のカードを手札からプレイするくらいです。次のターン以降にプレイしたいカードを探しましょう

2ターン目

リソース4枚になると、スタートリソースの起動能力でプレイヤーEX(以下PLEX)を表向きで重ねられます。ライフにダメージを受けることでもクライシスエフェクトによりPLEXは表にできますが、後述するアークゼクス関連で必要になるので他にやることがなければ早めにやっておきましょう
なお、スタートリソースをスリープするので、実質コスト1消費します

後述するアウェイクンパニッシャーに必要なリンクを用意するため、リソース使い切ってリンクゼクスをプレイするのも選択肢に挙がります。あづみリンクがあるスクエアに登場したゼクスは、そのスクエアに隣接していないスクエアへも攻撃できますので、次ターン以降に相手プレイヤースクエアへ攻撃する機会が増えて勝利に直結します

リソース枚数が増えると、登場させられるパニッシャーの選択肢も増えます。約束イベントのコストは固定なので、リソース枚数が増えるたびに登場させるパニッシャーのコストパフォーマンスは相対的に高くなります

3ターン目

リソース5枚からは、降臨条件でゼクスエクストラがプレイできます
降臨条件は枚数さえ揃っていればリソースはスリープしないため、何らかの方法でリブートのゼクスを用意できれば、コストに見合ったパワーや能力を安定的に供給できる手段として重宝します
 
スタートカードが生き残っていればイグニッションアイコンで成立しますし、さらには降臨条件で破壊されればチャージで有効になる能力も使えるようになります

スタートカードの《青の監視者リゲル》や《世界を超えた約束あづみ》などで相手のゼクスを手札に戻していれば、常在能力でコストが下がった《いつまでも二人で’20 リゲル》が青2でプレイできます
そしてリブートかつコスト5以上のゼクスを手札に戻すことで、電影5の起動能力でアスルを登場させられます。そしてアスルはリソース5枚以上あれば能力での登場時に手札からコスト3以下のバトルドレスを登場させられますので、常在能力で再びコスト2に下がった《いつまでも二人で’20 リゲル》を登場させられます。リソース5枚以上の剣臨条件を満たしていればシフトしてレンジ2も得られます

あとは後攻で先に相手がリソース5枚になっているなら、リターンエースで展開したり、ハピネスタイムで相手のプレイヤースクエアを攻撃せずに隣接スクエアとして空けられたりもします

4ターン目

リソースが6枚になります。それで解禁される行動が以下の4つ

  • コスト6以下までの降臨条件

  • コスト6以下までのパニッシャー

  • 破天降臨によるヤトノカミなどの登場

  • スタートリソースの能力でアークゼクスをプレイ

降臨条件とパニッシャーは、リソース4~5枚からの延長線上にあり、上限が延びただけですが、行動の選択肢は広がっています
 
破天降臨は起動能力でありカードのプレイではないので、ラハムやミステリアなど降臨条件で登場させるゼクスエクストラとは別に登場させられます
追加枠のようなものと考えてください
 
そしていわゆるアークゼクスの《蒼炎の機装者 リゲル》がスタートリソースの起動能力を経由してプレイできます。盤上のどこにいようとレンジ∞でどのスクエアへでも攻撃でき、リソースは消費せずチャージを代償に手札からリゲルを登場させられますので、プレイすればライフ1点もぎ取れると考えてよいでしょう
ただしプレイヤーがPLEXを重ねられていないとスタートリソースも含めて能力が有効にならず、アークゼクスも無駄にコスト高いだけのカードになってしまうので、早い段階でPLEXを意識したプレイングを心掛けましょう

相手のターン

このゲームの基本的な勝利条件は4点ある相手のライフをすべて失わせることなので、できれば3ターン目に2点と、4ターン目に回復されるの前提で3点を奪えるようにしたいところです
 
そしてその勝利条件はお互いに共通なので、相手もこちらのライフを奪おうとしてきます。それを防ぐのがライフ攻撃してきたゼクスを除去する能力と、ダメージそのものを下げる能力です
代表例にはメガ、Last Dance、イベントエクストラが挙げられます

ゲーム開始時のライフは4ですが、いざとなれば実質6くらいになりますのでなんとか耐えて次のターンをもらえるよう祈りましょう

プレイング凡例

個々のカードのテキストだけではイメージを掴みにくいので、実際にスクエア上へ展開した際の盤面を一連の流れで図示します

アウェイクンパニッシャー

2ターン目に蒼空§結魂 リゲルでリンクを置き、それが攻撃で破壊されて返ってきた3ターン目の盤面がこんな感じだとします

手札にある《蒼空§開化 リゲル》の起動能力でアウェイクンパニッシャーの《蒼空§継承 各務原あづみ》(以下APあづみ)を登場させ、対応したリンクがスクエアにありますので蒼空継承の自動能力でカードを引きつつノーマルスクエアのベインを手札に戻します
また、リンク上に登場した蒼空結魂はレンジ2を得ます

APあづみがコスト5以上なので電影5の代償にしてアスルを登場させ、アスルの自動能力でコスト低減されたリゲルも登場させます。スクエア上ではコスト5以上のリゲルなので、剣誓シフト恋人でレンジ2を得られます

2枚目の蒼空開化で再度APあづみを登場させ、そのAPあづみの自動能力で《疾風の赤忍デネボラ》を登場させます。ここまでに使ったリソースはアウェイクの2枚分ですが、デネボラの起動能力でそのリソース2枚をリブートできますので、実質無料の5回攻撃です

なおAPあづみで登場させたゼクスはターン終了時に手札へ戻りますので、蒼空結魂とデネボラは残せず最終的な盤面は以下のようになります。余ったリソースは迎撃用に構えてもいいですし、自軍エリアのスクエアに何か登場させて守りを固めるのもいいでしょう

アークゼクスとユナイトアーク

相手がリソース6枚になり、アークゼクスや破滅の序曲などで展開されてこんな感じの盤面で命からがらターンを返してもらいました。破壊され尽くしてライフもダメージを受けたのでチャージだけは溢れるほどあります

相手のリソース枚数で条件は満たしているので、プレイヤースクエアへアークゼクスをプレイします。そして登場時の自動能力で手札枚数につき2000ダメージを与えられますので、少なくとも4枚以上あれば1体は破壊できます

空いたスクエアへアークゼクスの起動能力で(コスト5に低減された)コスプレメイドを登場させます。手札5枚以上あれば自身の常在能力でパワー12000に上がって相手の能力使用を封じることもできます。さらに攻撃時の自動能力でノーマルスクエアの相手ゼクスへパワー分のダメージを与えられますので盤面を空けられます

コスト7以上のアークゼクスをデッキの下へ置くことを代償にして、デュナミスからヤシギを破天降臨で登場させます。ヤシギは登場時の自動能力でリムーブゾーンからゼクスを手札へ戻せますので、デネボラの起動能力で欲しいカードを除外しておくのも重要な仕込みになります

デュナミスからイベントエクストラの《夢を描く未来の約束 あづみ》をプレイして、デッキから(ヤシギで一番下へ送った)アークゼクスを登場させてスクエア空けながらリゲルを登場させます。いくらスクエアが埋まっていようとも、レンジとリブートでライフを取り切れば勝ちです

一応ベイン側が誰かに絶界を付与していることも想定はしましたが、相手プレイヤースクエアに隣接したスクエアどこか一つでも空けば、メイドが他のスクエアも空けてくれますので、さほど問題になりません

あとがき

ここで示したのも一例にすぎず、キャラクターデッキに収録されていた新規カードのプロスペクトスナイパーで、登場時にデッキ上3枚を積み込んでからイグニッションするようなコンボも狙えます

Z/Xは毎年(現在は半年のペースで)新たなルールやシステムを追加して戦術や構築の幅を広げていますが、多くのプレイヤーを利するものであればまず優先的に各務原あづみは恩恵を受けます。人気の高さに比例してシングル価格も高くなりがちですが、再録も頻繁にされるのでレアリティにこだわらなければデッキは組みやすいと言ってよいでしょう
 
あとこのゲーム、ユーザーなかなか増えないので近くにゼクスタ開催店舗などあれば、新たな対戦相手に飢えた人たちから親切に教えてもらえると思います。それと性癖も訊かれます

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