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No.116 2024年1月2日 「日航機炎上 奇跡全員脱出」新聞で追いかける

 2024年1月1日に続いて1月2日に日本列島で大きな災害が起こりました。「サンケイスポーツ」の一面には次のような見出しがあります。「能登半島地震に続く正月の悲劇」「羽田空港日航機炎上 乗客乗員379人」「奇跡全員脱出」「海保機と衝突後約18分で」「5人死亡…機長は脱出も」
 おそらく大多数の人にとって、日本のお正月にこのような災害が2日続けて起きるということは経験がないのではないでしょうか。

「サンケイスポーツ」2024年1月3日1面より

 前回のエッセーでもご紹介したのですが、1月2日は新聞が休刊ですので、3日の記事には1日から2日にかけての出来事が掲載されます。
 「朝日新聞」では3日の1面でトップ記事(アタマ)は「能登地震」で2番目(カタ)は「日航機炎上」、「読売新聞」は3日の1面でトップ記事(アタマ)は「日航機炎上」で2番目(カタ)は「能登地震」でした。3日の記事では「海保機進入 許可なし」という見出しがありました。

「朝日新聞」2024年1月4日朝刊一面より
「読売新聞」2024年1月4日朝刊1面より

 両新聞とも「海保機 進入許可なし」という見出しがあり、「交信記録」が根拠になっています。6日の「朝日新聞」では「管制官 進入表示気づかずか」という見出しがありました。「なぜ海保機が滑走路に入ったのか」「なぜ日航機が海保機に気づかなかったのか」「なぜ管制官がC滑走路の管制官モニターに気づかなかったのか」など今後明らかになっていくのかもしれません。事故原因を明確にして再びこのような事故が起きないような方策が望まれます。
 航空機での移動は日常行われています。私も日本国内での移動、外国への移動、外国から外国への移動、外国の国内での移動、外国から日本国内への移動に航空機はよく使いました。およそ123回搭乗しましたが不安を感じたことはほとんどなかったようです。それでも目的地に着陸した時はホッとしました。今回の事故のように着陸しての事故は思いがけないことで本当に恐怖であったと思われます。客室乗務員の行動が賞賛されているようです。客室乗務員の日常の訓練だけでなく、搭乗者の私も航空機内での行動指針を自覚していざという時どうするか身につけておきたいものです。
 
 1月3日には大きな事件はないだろうと思っていたら、「北九州飲食店で火災」「JR小倉駅、旦過市場近く」という火災と「駅で刃物振り回し…秋葉原で4人刺傷か」という事件のニュースがテレビや新聞で報道されました。

「サンケイスポーツ」2024年1月4日より

来年は穏やかなお正月を望みます。

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