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No.104 2023年11月 「シベリア」という懐かしいお菓子を見つけ、少年時代と現在の自分を繋ぐ試み「ゴラン高原」「ギアナ高地」へ波及


 近所の「マツモトキヨシ」の店内を歩いていたら、食品の棚で「シベリア」というお菓子に出会いました。私が子どもの頃食べたお菓子だったのです。小学校高学年から中学まで地図帳を見るのが好きでしたので、当時からなんで「シベリア」という名前が付いているのか不思議でした。
「シベリア」といえば冬極寒の気候で、私が子どもの頃確か当時ソ連(現ロシア)のシベリア地方にあるベルホヤンスクが世界最低気温を記録していたことを覚えていました。正確な温度は不確かなのでネットで調べてみると、氷点下67.8度でこの気温はアメリカ気象庁が採用する北半球の最低気温記録だそうです。2006年1月にも氷点下66.7度を記録しているようです。
 
ベルホヤンスク
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%9B%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF
 ちなみに、現段階の世界最低気温は南極大陸のソ連ボストーク基地で記録された氷点下89.2度だそうです。その寒さ想像ができませんね。
 
 「シベリア」というと第二次世界大戦後日本人が捕虜として収容され過酷な労働に従事されたこと、シベリア鉄道(本線はウラジオストクからモスクワまで9289㎞を結ぶ世界一長い鉄道)、ナホトカ・ウラジオストク・ハバロフスクなどの都市、アムール川・レナ川・エニセイ川などの河川、バイカル湖などがあげられます。ウラル山脈より東の北アジア地域と位置付けられるようです。
 その「シベリア」とお菓子の「シベリア」がどう結びつくのでしょうか。それが子どもの頃からの疑問でした。およそ55年後にその疑問に立ち向かう(少しオーバーですが)ことになりました。

 ネット社会ですので、「お菓子シベリア」で検索してみました。次のような文章がありました。
菓子シベリア
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2_(%E8%8F%93%E5%AD%90)
「シベリアを考案した人物は不明であり、関東以外の地方や外国にも同種の菓子の存在は認められない。もちろん、東アジアで多用される小豆の餡子を使っているため、ロシアシベリア地方が発祥ではないことは明らかである。名称の由来に関しては諸説あるが、特によく聞かれる説は、羊羹をシベリアの永久凍土に見立てたという説、カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てたという説、シベリア出兵にちなんだものだからという説、日露戦争に従軍していた菓子職人が考案した説等である。」
 羊羹を永久凍土に見立てた、羊羹をシベリア鉄道の路線に見立てた、シベリア出兵にちなんだ、日露戦争に従軍した菓子職人が考案したなどの説があり、他にも、カステラが防寒用オーバーに見えるなどの説もあるようです。定まった説はないようです。                        
2013年にヒットしたアニメーション映画『風立ちぬ』の中で、「シベリア」が登場したことで、昔懐かしい菓子として注目を浴びました。
 
 それ以上の説があるとは思えませでしたが、ヤマザキに問い合わせようとしてホームページで検索すると「三角シベリア」が出てきました。この「三角シベリア」は子どもの頃は食べたのかもしれません。

「ヤマザキ」ホームページより

 おそらくこの「シベリア」を食べて、なぜ「シベリア」という名前が付いているのだろうと思っていた小学校高学年から中学生にかけて、地図帳で見つけた「ゴラン高原」と「ギアナ高地」という地名にもずっと関心がありました。「ゴラン高原」は「見てごらん」「調べてごらん」というようにシャレができる地名として気になっていました。当時からシャレが好きだったのですね。「ギアナ高地」はよくアフリカにある「ギニア」の国名とよく間違えていて、「ギニア高地」と覚えていてアフリカにそんな高いところがあるのかなと思っていました。2つの地名ともシャレや間違いというようなことを契機としてずっと気になっていたところでした。
 今までに調べたことはありましたが、今の段階でもう一度確認をしてみました。
 現在「ゴラン高原」はイスラエルがガザ地区を攻撃していることからニュースで取り上げられることがあります。「ゴラン高原」はイスラエル、レバノン、ヨルダン、シリアの国境が接する高原です。以前はシリア高原と呼ばれていたようにシリアに帰属していましたが、イスラエルが1981年に併合を宣言し占領しています。イスラエルがアラブ諸国との軍事的争いで有利な場所になっています。今後この地域が争いのニュースに出てくることがないといいのですが。
ネットに「地雷の看板が今も残る、イスラエル人定番の旅行先 ゴラン高原の二つの顔を見てきた」という記事がありました。
「朝日新聞」GLOBE
https://globe.asahi.com/article/14327714
 そこにゴラン高原のいくつかの写真が掲載されていました。

シリア側をのぞむ展望台には、戦時中に使われていた塹壕(ざんごう)跡が残っている。銃を構えた兵士のシルエットを模したプレートも
ゴラン高原のふもとから、雪を冠したヘルモン山を見上げる
ドルーズ派が住むマジュダル・シャムスの街。手前にはためくのがドルーズ派の旗。フェンスの向こうはシリア側となる
ゴラン高原ではシリア側に近いエリアを中心に「地雷注意」の黄色い看板が多く設置されている
シリア側を望む展望台では、イスラエルからの観光客が記念撮影をしていた 歴史と現状については次のホームページも参考になりました。

世界の出来事 ゴラン高原とは、その現状と問題点について!
https://weldone.tokyo/the-present-conditions-and-problems-of-golan-heights/
 
 「ゴラン高原」で検索をしていたら、私のパソコンのネットにホテルの案内が出るようになりました。国内の温泉地を検索していたらその土地の旅館の案内が出てくるのと同じですね。もし、行くとしたらどのような所に行けるのか検索してみました。
ゴラン高原ホテル、イスラエル‐【エクスぺディア】公式サイト
 たくさんのホテルがありました。日本から多くの観光客が行くのでしょうか。
 私は中東に上陸をしたことがないので、機会があればと思います。今後の紛争が心配ですが。
 
 もう1つの「ギアナ高地」についてです。小学校から中学にかけてアフリカの「ギニア」と南米の「ギアナ高地」を間違えていました。また、高地と山地の違いがあまり分かりませんでした。阿武隈高地と書いてあっても山地とあまり違いがないように感じていました(阿武隈高地は阿武隈山地とも呼ばれているようです)。
高地とは比較的緩やかな起伏の標高が高い地域のことを指していますが、「ギアナ高地」を写真で見ると、いかにも高地という感じです。コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ、ブラジルの6カ国・地域にまたがっている地形です。ギアナ高地にはほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテン数多く点在しています。こんな雄大なところに立ってみたくなりました。

 クケナン山
エンジェルホール
ロライマ山

ギアナ高地
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%83%8A%E9%AB%98%E5%9C%B0
 
ギアナ高地に行くとしたらどのような所に行けるのか検索してみました。
ギアナ高地・エンジェルフォール旅行情報
https://onlyone.travel/tours/guiana-highlands/
 
雄大な自然に触れることができ素晴らしい旅行になりそうです。南アメリカ大陸には上陸したことがないので行ってみたい気持ちになりました。こちらは体力との勝負ですかね。
 
 菓子「シベリア」を見つけ昔のことを思い出し、「シベリア」の由来を検索し、さらに、疑問に思っていた「ゴラン高原」「ギアナ高地」についても検索してみました。疑問に思っていたことをほんの少し調べた試みとても楽しかったです。少年時代と現在の自分を繋ぐこと、もっとやってみましょうか。
 

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