ハリーポッターよ永遠に

この興奮を誰かに伝えたい
ノスタルジックに浸っているこの感覚を共有したいと思って残すノート。

1997年ハリーポッターと賢者の石が出版され、日本では1999年より発売された。
当時小学生だった私も自ずと手に取り、しっかりハリーポッターの世界に没入していった。

小学校四年生には少し分厚く、難しい量ではあったが
本を開くとそこには現実とは程遠い、ワクワクドキドキ、手に汗握るスリル。
ハリーをはじめとする登場人物の人間臭さにも惹かれていった。
本が発売される度に、両親にねだり本を買ってもらい読み続けた。

本を読めば全く違う世界が広がっていて、でもそんな場所に自分自身が入りこんでいるかのような気持ちになれた。

そして今33歳になり、本を読むよりスマホを見る時間が圧倒的に増え、ファンタジーストーリーなんて見る気も起きない社会に揉まれ、夢を無くした汚い大人の私。

何気なく見始めたハリー・ポッターの映画シリーズ

本を読んで夢中で覚えたことが映画とともに記憶を洗い出してくれる

スネイプ先生は厳しくもシリーズの中では割と愛のある行動をしていたし
ハリーは相変わらず人間臭い
思春期真っ只中のみんなの恋愛や友情、自身との葛藤

そして何より大好きだったドビーは、本の中でも映画の中でも変わらず大好きだ。

小学生の頃、何故か周りとうまく馴染めず
図書館の本を借りて読んでは現実逃避して過ごしていた。
本を読んでいる間は私自身が主人公であり、主人公の1番の理解者でいれた。
私は本の中で友人を見つけていたのだ。

もちろんハリーポッターの世界でもそうだ。

ハリー、ロン、ハーマイオニー、そして私。
グリフィンドールの談話室で語り合う姿は容易に想像できた。
教室に理解者がいなくても、友人がいなくても本をひらけば1人ではなかった。

ハリーポッターは素晴らしい。

そんな一言を伝えたかっただけだが、
その一言の裏にはこれだけの想いが込められている。
ありがとう、ハリーポッター。

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