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嫌な面を見たとしても、私はきっと着物を嫌いになれない。

前回のnoteから随分と期間が空いてしまいました。相変わらず仕事に追われる日々ですが、元気に過ごしています。

月3ペースで受けている着物のお稽古が、もうすぐ10回目を迎えようとしています。先生が大好きで、自己流で着ていた頃よりも綺麗に着られるようになったな~なんて成長も感じられています。

でも、モヤモヤすることもあって。

まずは食事会とか展示会とかお稽古先のイベントへのお誘いが多いこと。もちろん「お誘い」なので断ることはできますが、不参加を続けていたら「あなたの好きにしていいのよ」というトーンだった先生が「こういう場に出ることもお勉強なのだから」と、あなたのために言ってるのよ感を出してきて、断るのがなんだかしんどいです。

お稽古先が主催するイベントには、参加費もかかります。訪問着が指定の場合は(私は持っていないので)レンタルしたり、教室のものを借りてクリーニング代を払ったり、なんだかんだお金がかかるなあという印象です。 

あと、これまた「あなたのためにもなるんだから」「若いんだから」という大義名分のもと、運営スタッフとして駆り出されることもあります。もちろんボランティアだし、前述の参加費などが免除になるわけでもなく、「あなたのためになるんだから無償で労力を提供して当たり前」という空気を感じてしまいます…

極めつけは、教室の提携先以外で着物を購入した際にチクッと言われたこと。これが本当に無理で。「あら、買っちゃったの。欲しいものがあったなら、こちらにも相談してくれたらいいのに。次の機会にはそうしなさいね」と。

自分の好きなもの、自分に必要なもの、買いたいものくらい自分で選べる。そうできないなら高いお金は出せない。どれだけ断りづらい空気感を出されようとも、私は、自分が本当に好きになったものでないと高いお金を支払うことはできない。

お稽古自体は楽しいしタメにもなるけど、それ以外の部分がなかなか……。こういう負の感情が膨らみすぎて、noteをあんまり書かなくなったり、お稽古とか教室のイベント以外で着物を着なくなったのかな。もちろん冒頭で書いた通り、忙しくもあったのですが。

もちろん、先生だって仕事だし、教室だって利益を出す必要があるのだから当然だよなって思う部分もある。でもさ、「あなたのため」を盾にするのはやめてほしい。魅力を感じたら、言われなくても買うし参加するからさ……


でも、私はこんなことで着物を嫌いになったりはしない。


私の目標は人に着せられるようになること。そしてそれは、お稽古先の講師の一人になりたいとかそんな話ではなく、着物を着てみたいって少しでも思ってくれた人に「私着せられるよ! 試してみよう!」と言えるようになるため。こうなるために、まずは自装から学び直しているのだ。

例えうんざりすることが多くても、実現したいことを忘れるな。少し嫌な目にあったくらいで挫けていたら、夢なんて叶えられないから。

吐き出したらやっと眠くなってきた。書きながらつい言葉が強くなったりしたし、溜め込んじゃってたのかもしれません。



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