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すぐ変わる天気

2年前か3年前、コロナが流行り出した時、家の中にいないといけない時期があった。

そんな時期があったことも忘れそうなほど、波はあれどwithコロナとしての過ごし方になっていたと思う。
それからずっと、ワクチンの副反応以外は発熱なく元気に過ごしていたのに(リモートワークなんて一切ない仕事なのでむしろコロナで休む人たちを羨ましく思うことすらあった。)この度一瞬だけ発熱して、検査をすれば陽性。

コロナになってしまった。
幸い症状はほとんどない、その分何もできないのが辛い。

有給をとってまで準備していた年末年始の楽しい予定は潰えて、皮肉にも有給と年末年始に被ったおかげでコロナでの休みは1日だけ。

咽頭の違和感をちょうどつけ始めた暖房のせいだと思い込み、久しぶりに会った恋人にうつしてしまう。

そもそも早めに始めるのが間違っているのかもしれないが、少し余裕を持って始めたのに部屋探しもうまくいかない。

どんよりしてしまう。

2022年はどんな年だった?と言われれば
大きな失敗もなければ大きな飛躍もない、目の前のことを7割くらいの力でやってきた年だったと思う。
仕事でも大きな成長を感じることはあまりなく、同期との些細な差を見せつけられてたまに落ち込む。それでもたまに大きな発表をこなして、大きく褒められも貶されもしない。

暗い文章!!

そんなことが書きたいわけではなくて、久しぶりにやることもなく家にいるので、よく外を眺めているのだが、冬の天気は本当に変わりやすいな、と書きたかったのだ。

午前は一面真っ白な曇り空、束の間暖かい日差しと青い空がのぞく昼間、遠くの山には雪がかかっている。
朝焼けの時間は夏よりもゆっくりで、気怠い朝の準備中に1日のご褒美かのように、目に焼き付いて離れない。

朱色に染まる雲

紺からオレンジのグラデーション

思わず窓を開けると突き刺すような風

冬を感じる。皮膚と目と鼻と喉の奥で。

そういう朝を感じられるだけいいとか、そういうわけでもなく、今年の締めくくりとして、こんな気持ちになったことを書いておきたかっただけで。

切ないラブソングが似合う冬。
こんな年末も悪くはないか。
生きてるだけで、悪い季節なんてないか。


Sufjan Stevensみたいで、耳に残る、良い曲と声
来年も生きていけますように。

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