見出し画像

東洋医学から見る人生の四季〜青春・朱夏・白秋・幻冬〜

こんにちは!おつーです( ・∇・)

今回は、東洋医学でいう人生の四季について。中医学と陰陽五行説に当て嵌めて解説していこうと思います。

中医学とは?


2000年以上の歴史を持つ中国伝統医学のこと。


この中医学では、この世の断りは全て陰と陽に分かれて形成されているという陰陽説と、


万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという五行説を合わせた陰陽五行説から自然の理を説く思想として、薬膳や医学に活用されてきました。


0歳から10歳【幼年期:幻冬】

生まれてきて自己が形成されるまでの混沌の時代。準備期間とも言われ、幻冬の時期と同じと考えられています。

10歳から20歳【青春】


青二才や青臭いと人格を表現される時期。生涯において1人立ちするための準備の年代。『春』の年齢です。


冬から春になるこの季節は、太陽が高く登り、陽の気(上に登る性質がある)が高まることで、全身の血液が上に登りやすく頭に血が上りやすい季節と言われています。


『春一番』と呼ばれる風(風邪ふうじゃという邪気)が入ってくることで、気が散漫になりやすく上に登りやすいのです。


この季節では、五臓の肝臓が弱くなります。


肝臓は鎮静の臓器。弱ると脳内セロトニンが減少すると考えられ、セロトニン減少によってノルアドレナリンの分泌が高まり、冷静に物事を考えられなくなる季節と言われています。


まさに、10歳から20歳『青春』はそんな時期と重なるのではないでしょうか。


ノルアドレナリンが活発で、血気盛んな時期でもあり、若々しいエネルギーに満ち溢れています。


でも、頭に血が上りやすいため、冷静に物事を考えることができず、感情的になって、やらかすこともある


そんな時期が『青春』なのです。


五色では、青いものを食べると良いとされていますので、青春はまさに『酸っぱい』経験をする時期なのではないでしょうか。


春と夏の間に、日本では長夏(梅雨)があります。もし、この時期が一部、20代から30代に例えることができるなら、


社会人になって、右も左もわからない時に、叱られたり、失敗することで、胃が弱くなりクヨクヨ思い悩む時期を経験するこの時期に、当てはめて考えることもできそうです。


私も、25歳で結婚し、子供を26歳、28歳で産みましたが、自分のことを優先したいのに子育てをしないといけないジレンマを抱え、育児ノイローゼになりました。


まさに『長夏』の胃が弱くなり、五志の『思』のクヨクヨという感情に支配されていましたから、数年間ではあるかもしれませんが、春から長夏の季節も人生で経験しているのかもしれませんね。

長夏は、黄色いものを食べると良い季節です。

胃は湿気に弱い臓器です。そのため、さつまいもやジャガイモ、カボチャなどの黄色くて、水分をとってくれる食材を食べることで、胃の調子が調います。

ジメジメ、クヨクヨって似てますね。

自分の人生が思い通りにいかない時に、起きやすい感情です。

自己満の世界から、他己を優先することで視野を広げる時期とも言えるのかもしれないですね。


30歳から50歳【朱夏】


人生の真っ盛りの年代、主に壮年時代を指す言葉として用いられ、人生を愉しみ謳歌する時期、希望や志を育てて成熟させる壮年時代。
『夏』の年齢です。


春から夏になるこの季節は、陽の気が最高潮に上り、気温が高まることで暑邪(しょじゃ)の影響によって、顔色が赤らみ、浮き出る季節です。


陽の気の高まりが最高潮になることによって、血液の流れが早くなり、その負担は、五臓である『心臓』に現れます。


心臓が活発に動くということは、心拍数が上がるということです。脳内伝達物質であるノルアドレナリンの分泌が高まることで、満足系のモノアミンであるドーパミンの分泌が高まります。


そのため、この季節は、喜びの感情が高まる季節なのです。


人生の朱夏も、喜びの多い年齢になることが多いです。青春時代に、血気盛んにチャレンジしてきたことが、この年齢で、やりたいことや志が強くなり、その情熱で人生を謳歌しようとする。


歩んできた人生経験の中で、体験してきたことを実らせようという気持ちが湧き、喜びの感情に支配されることが多いのです。


ただ、喜びの感情が多いということは、興奮状態であるとも言えます。仕事に夢中になるが故に、休息できず、入眠困難症になりやすいとも言えるので、一番、体に負担をかけてしまう年齢とも言えるのですね。


五色五味では、赤く苦いものを食べるといいと言われていますから、朱夏は『苦い』経験をすることも多い年齢とも言えますね。


確かに、嫌なことが起きると、冷静さを取り戻し、反省するため、人間として一歩成長できる。


苦い経験をしながら、白秋へと歩みを進めていく年齢なのですね。


50歳から70歳【白秋】


生涯において人間的に落ち着き深みの出てくる年代、主に人生の実りを収穫する中年期・熟年期。『秋』の年齢です。


夏から秋になると、陽の気が落ち込み、陰が強くなってきます。


五臓では、乾燥に弱い『肺』が弱ることによって、憂い悲しむという感情が強くなってきます。


肺は、潤いが必要な臓器です。


脳内のセロトニン分泌が高まり、感情が落ち着き、冷静さを取り戻していくのですが、夏に喜びの感情が強く、興奮状態が続くと、上り詰めた感情が一気に低下。


気分が落ち込み、楽しかった夏を思い出して、シクシク悲しみにくれてしまうのです。


秋は、白くて辛いものを食べると良い季節と言われています。


だからでしょうか。ピリッと辛い刺激を求める年齢でもあると言えるのです。


確かに、人生にハリというか、スパイスがあった方が、生きている感じがします。


朱夏の年齢の時に、成功を納め、虚しさを感じる人が多いのも、人生が落ち着き、興奮していた感情を取り戻したいという気持ちを抱くからかと思います。


私は、今、40歳ですが、結婚生活14年にピリオドをうったのが朱夏で、本当によかったと思っています。


まだ、子供も中学生で、お金はかかる時期かもしれないですが、白秋の年齢となり、熟年離婚をしてから、新たなスタートをきるよりも、朱夏の年齢で、新しくお互いを支え合うパートナーを見つけた方が、きっと未来は明るい!


精神科医が教える自分のままで幸せになる恋愛術(和田秀樹著)にも書かれていましたが、20代の結婚は、自分のことだけをしてきた男女が子育てを一緒にすることで、成長していくフェーズで、まさに同志。


でも、子育てが終わって、パートナーに求めることは、二人でどこかに出かけたり、楽しむことができるかどうか。


白秋の年齢になって一人は嫌なので(笑)
今から素敵な人に出会えるように自分を磨き続けていこうと思います。


70歳から90歳【玄冬】


次の世代へと伝承し落葉する老年期。


玄冬は、芽吹くための土壌作りの時期ととらえ「幼少期」に当たるという説もあり、玄冬、つまり老年期は人生の終わりを指すのではなく、次の世代につながっていくものとも考えられているそうです。


秋から冬になると陰が強くなります。太陽の光が弱くなり、夜が長くなるこの季節は、寒邪(かんじゃ)という邪気に犯されやすく、五臓は、『腎臓』が弱くなります。


腎臓は、アンチエイジングの臓器です。
人間の体は、水素、酸素、炭素の3大元素でほぼ構成されていることからも、体内は水70%もあり、酸素を取り込んだ2割は活性酸素となることからも、老廃物を尿と一緒に排出する腎臓の機能の弱りは、細胞を劣化させます。


この臓器が弱ると、『恐・驚』の感情が高まります。


かのマリー・アントワネットが死刑を宣告されたことで、一晩で白髪になった理由も、結果に驚き、恐怖に怯えたことが原因です。


冬は、黒くて鹹みのあるもの(塩気のあるもの)を食べると良いとされています。


人生も、終盤を迎え、味覚も衰えた時、素材を引き立てる塩のありがたさに気づく。


生きているだけで幸せであったとそう言える人生だったかどうか。


この時期に振り返るきっかけとなるそんな年齢とも言えそうです。


人生の振り返りと未来への希望


私は結婚してアロマと出会い、アロマセラピストとして起業して9年になります。


青春の時に結婚・育児し、自分のためではなく誰かのために生き、お互い同志として支え合って子育てを行う結婚生活を経験することができました。


朱夏でアロマに出会い、自宅サロンからスクール講師、アロマ心理学開発、協会の設立を経験し、プログレスに入って、今月からオンラインスクールで毎日ライブ配信で、アロマの知識をお伝えするスクールが始まりました。


その知識を活用するために、昨日からYouTubeも始めることができ、まさに朱夏の年齢で、今までやってきたアロマセラピストとしての活動の繁栄を想像し、未来へ向かって前進する毎日を送っています。


これから、白秋、玄冬の年齢を迎えるために、今を全力で、笑い楽しむことができたなら、きっと、憂い悲しむことも、死の恐怖に苛まれることも、人生の後悔も、きっとしないだろう。

私は、まだ朱夏。人生の中で、最も興奮する体験ができる喜びの時期の真っ只中にいること。

そのことを噛み締めながら、朱夏の今を大切に生きていこうと思います。

画像1

https://petit-bon-aroma.com/guidebook/

あなたの応援が励みになります😀こちらの記事が良かった❣️役に立った❣️と思っていただけましたら、ぜひ、サポートの方、お願いします💕