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追うべきは本当に10,000人フォロワー?Instagram運用における目的別ポイントを解説

こんにちは!Petrel編集部です。

弊社では、現在23万人のフォロワーを抱える自社メディアPetrel(ペトレル)(https://www.instagram.com/petrel_jp/)のアカウントで培った経験を生かし、様々な企業様のSNS支援を行っております。

支援にあたるご相談の中で、最も多く耳にする担当者様の声はズバリ・・・

「このインスタアカウントを10,000人フォロワーにしたいんです!」

各企業様とお話をさせていただく際、最も重要視されている場合が多いInstagram(インスタグラム)のフォロワー数。

実際皆さんはフォロワー数が多いアカウントを見かけたとき、どのようなイメージを持ちますか?フォロワーが多い=有名で人気なブランドというように連想できるため、企業におけるブランディング要素のひとつになるのかもしれません。

確かに、フォロワー数が多いアカウントのメリットは多くあります。機能面では、10,000人フォロワーを超えるとストーリーズでのスワイプリンクの設置が可能になりますよね。この機能を求め、10,000人フォロワーを目指す企業様も多くいらっしゃいます。

しかし、今回お伝えしたいことはズバリ、やみくもにフォロワー数を確保するためのアカウント運用は最適ではないということです。早速その理由をご説明していきたいと思います。

新規フォロワー獲得 ≠ 商品の認知拡大

企業のInstagramの運用目的として多く挙げられるのが「商品・または自社サービスの認知拡大」です。

例えば、認知拡大施策のひとつとして「プレゼントキャンペーン」を行うとします。アカウントのフォローなどを応募条件とし、条件を満たした方へ景品をプレゼントする施策です。

プレゼント内容は各アカウントによって様々ですが、現在Instagramでは「#プレゼントキャンペーン」の投稿件数は78.6万件にも及び、フォロワー獲得施策の定番となっています。

しかしながら、興味のないジャンルのアカウントでもプレゼント欲しさにフォローをして、インセンティブしか見ていないユーザーも日々増加しています。

プレゼントキャンペーン施策を通して、フォロワー獲得へは繋がったものの、蓋を開けてみれば、自社商品にはあまり興味のないフォロワーばかり獲得してしまった・・・ということもよくあるケースなのです。その結果、キャンペーン後、フォロワーは増えたはずなのにエンゲージメント数は増加しないといった状況や、フォロワーの離脱が止まらないという事態にも陥りやすいことも。自社商品に興味関心がある人の数 = フォロワー数 という訳ではないです。

このような状況で、フォロワー数が増えた = 商品・サービスが認知された とは言い難いですよね。

ということで、新規フォロワーを獲得することは必ずしも商品の認知拡大に繋がるわけではないのです。

フォロワー数の増加 ≠ 購買、来店の増加

今やInstagaramは検索エンジンとしての役割を担っています。気になる夏服は「#夏コーデ」、渋谷でお昼ご飯に悩んだときは「#渋谷ランチ」など必要な情報をハッシュタグで検索をして探すことはもはやユーザーの常識となっています。今や「ググる」ではなく、「タグる」の時代なんて言われることも。

ユーザーはそうしてタグって見つけた情報を、”今後使用することがあるかもしれない情報”とみなすと、アカウント内に「保存」をします。ECサイトでのお気に入り機能、スマートフォンにおけるブックマークのようなものです。

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ユーザーは「いつか行きたい」「いつか買いたい」など、気持ちが動いた時にこの保存機能を利用しています。よって、保存機能はInstagramの中では、最もユーザーの行動指針に近い指標だと言えるのです。

そんな中、購買・来店を意識したアカウント運用において、日々のフォロワー増加数だけを追っていくことが効果的だとは決して言えません。

購買・来店を意識したInstagram運用においては、ユーザーの「行きたい」「買いたい」気持ちを動かせるような、言わば、ユーザーに保存される投稿ができているかどうかもとても重要なポイントです。

今日はどのくらいフォロワーが増えたか、ではなく、今日の投稿はどれくらいユーザーの心を動かしたか、すなわちどれくらい保存をされたのかもしっかりと確認をしてみましょう。


また、ユーザーがハッシュタグ検索をした際に目にする、自社のUGCの数やクオリティも購買・来店に大きな影響を与えています。

UGCはUser Generated Contentの略で、ECサイトの商品レビューなど消費者発信型のコンテンツを指します。SNSにおいては、自社発信の情報だけでなく、各ユーザーからのそれぞれの投稿がUGCとして拡散されています。

実際に商品を使用したユーザーからの声であるUGCは、商品に興味はあるが購買にはまだ迷いがあるユーザーにとって、購買の後押しとなる可能性を秘めています。

より詳しく、よりリアリティのあるUGCほど、ユーザーは商品や店舗への信頼度を高め、次の行動へ進みやすくなり、良質なUGCと言えるのです。

そのため、購買・来店を意識したInstagram運用では、自社ブランド、自社商品の良質なUGCを増やすような施策も欠かせません。

フォロワー増加 ≠ ファンの熱狂度

アカウント運用の目的が「自社ブランドのファン作り」という場合を想定します。

フォロワーが増えていくことでファンが増えていく・・・というのはあながち間違いではないですが、”なんとなく良いな”という気持ちでフォローをするユーザーも一定数存在しているはず。

ユーザーがアカウントをフォローした = ブランドのファンになった とは限りません。

フォローをしてもらうことがゴールでなく、獲得したフォロワーにどれくらい熱意を持ってもらえるかどうかを意識することが重要です。

そこで重要視すべきは、ユーザーからの反応。ユーザーは投稿に対して、いいな、買いたい、行きたい、などとプラスに感じたときに「いいね」をし、感想を述べたりコミュニケーションを取りたいと感じたとき「コメント」をします。こういったユーザーからのアクションは、基本的にポジティブな気持ちから行われているのです。

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そんなユーザーからのポジティブな反応がどのくらいあったかどうかを数値化したのが、エンゲージメント率。ユーザーからのいいねやコメントをフォロワー数で割ったものです。

エンゲージメント率が高い投稿ほど、ユーザーはその情報に対してポジティブな興味・関心を持っているといえるでしょう。また、ユーザーに求められていた情報が提供できたと言っても過言ではないでしょう。

エンゲージメント率が高い投稿を行うことは、ユーザーの要望に応えることとなり、ユーザーの知りたい、見たいといった欲求を満たすことになります。

ユーザーから求められている投稿を繰り返し行っていくことで、アカウントをフォローするメリットを与えながら、アカウントに対するユーザーの興味関心を着々と高めていきます。するとユーザーは、「このアカウントは自分にとって有益な情報発信をしてくれるアカウントだ」と認識し、細かくチェックを行うようになるというわけです。

こうして、ユーザーのファン化を促していくことができるのです。

新規フォロワーの増加数ばかりを追いかけるのではなく、エンゲージメント率を高めていくことが、ブランドのファン作りにつながります。

まとめ

いかがでしたか?フォロワー数を追い続けるあまり、自社アカウントの本来の運用目的があやふやになってしまうこともしばしば。

Instgramにおいては、フォロワー数以外にも様々な指標があります。

目先のフォロワー獲得数だけではなく、ユーザーの動向を理解し、運用の目的に応じて最適なKPIを設定することが重要なのです。

弊社ではそんな適切なKPIの設定や、またそのKPIを達成するためのご施策のご提案などを行っております。お困りのことがあった際には、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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