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『セックス・エデュケーション』シーズン3 E1 挿入歌

なぜ急に名作ドラマ、セックス・エデュケーションの、しかも最終シーズンでなくシーズン3の話を、、?と思われるかもしれませんが、随分前に別のブログでまとめていたものをこちらに移行したというだけです。
いろいろ言いたいこともあるがすばらしい最終回を迎えた最終シーズンの方ももう少ししたら着手してまいります。


Episode 1

挿入歌に限りインスト劇伴は飛ばします。

1、「I Think We're Alone Now」(1977)/ The Rubinoos

 アバンで流れる曲。繰り返されるのは、「 I think we're alone now / There doesn't seem to be anyone around / I think we're alone now / Just you and me the only sound now 」という歌詞。
 大人たちに隠れて、二人っきりの世界で互いの鼓動を聞くという、そういう状況を歌った歌。セックスをするそれぞれの状況にこの歌詞をなぞらえつつ、特にE1でのオーティスが「隠れて」ルビーと肉体関係を持っているということがフックになっている。
 あまり日本では広く知られたバンドではないようだが、こういうものをサッとググるとファンがいろいろ書いているのがいいですね……(参照:伝説のロックスター大集合!)。 原曲はTommy James & The Shondellsが歌っている。Tiffanyのカバーバージョンがテッドの挿入歌としても使われいているらしい。  

2、「Hound Dog」(1952)/ Big Mama Thornton

(↑こちらは音源違いだと思われます。劇中で使っているのはこちら(apple music)かな)

オープニング、タイトルロゴから、調子にのったオーティスが小躍りしながらリビングに降りてきて、ヒゲを見せつける時の曲。歌詞の訳はこちら(およげ!対訳くん)(なんていいサイト名なんだ)参照。リンク先はエルヴィス・プレスリー版の訳で、Big Mamaバージョンは歌詞が微妙に違うらしいが、要するに「女たらし」の曲であることには違いない。

3、「Right on time」/ Ezra Furman(書き下ろし)

エイミーの運転でメイヴ(とスティーブとヤギ)が学校へ出発。オーティスとエリックの登校シーンに切り替わると、アダム、メイヴとそれぞれの関係が短く語られる。アダムの登場によって曲はカットアウト。
 Ezra FurmanはS1からずっと楽曲を書き下ろしている人で、彼女自身トランスジェンダーであることを公表している。

4、「Land of 1000 Dances」(1966)/ Wilson Pickett

グロフ前校長の就活失敗シーンから食い気味に「One-two-three!」の掛け声。S3新キャラのホープ校長が登場し、壇上で踊るシーン。
 訳はこちら参照(洋楽を対訳する大役)。曲についての記事はdiscovermusicのものが面白かった。

5、「Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)」(1990)/ C + C music Factory

オーティスとルビーの関係がはじまるパーティーシーンでかかる曲。
日本でもお馴染みの曲ですね。

6、「Hour of Deepest Need」(2015)/ Ezra Furman

ルビーに別れを切り出したオーティスを置いて、ルビーが車で去っていく。

 本当に必要としている時に、あなたはそばにいない、というような歌詞内容(たぶん)。「Sometimes your company / Is just the thing to comfort me / But other times all I can do is just sit and wait」あたりの歌詞が情景ともぴったりな感じ。Gonna Make You Sweatの時とは違う、二人の関係性の変化を感じる。

7、「Oh Yeah」(1985)/ Yello

E1の相談主であるデックスが全裸で走り回るシーンの曲笑
 ウィキペディアを見ると、コミカルネタの曲として利用されると書かれていて、特に映画での使用が有名らしい。

8、「Then She Kissed Me」(1976)/ Hello

E1のエンドクレジット曲。デックスは問題をのりこえ、彼女とのよりよいセックスに成功する。ふっきれたルビーは堂々とオーティスにアプローチし、二人は学友たちの前でキスをする。校舎裏トイレの取り壊しを見届けたオーティスとメイブは、コンビ解消を胸に刻む。
 オリジナルはThe Crystalsが歌った「Then He kissed Me(キッスでダウン)」(1963)。65年にザ・ビーチ・ボーイズがカバーし、その時に「Then I Kissed Her」と改題。「Then She kissed Me」としたのはブルース・スプリングスティーンのカバーが最初なのかも。その名の通りキスについて歌った歌で、とにかく歌詞に「Kiss」が出てくる。

E2に続く(準備中)

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