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【新任さん必読!】音楽専科のお仕事って?

もうすぐ春がやってきます。
はじめて音楽専科をする人も久しぶりに音楽専科をする方も、こちらの記事で少しでも不安がなくなったらいいなと思います。

1年間の流れや、準備しておくと役に立つものまでわかりやすくご紹介します!
私の持っている知識をほとんど詰め込んでいますので、ぜひ何度も振り返って見てくださいね!


1. 音楽専科としての心構え

まずはじめに、音楽専科として心がけていたことをお伝えします♪
基本的に音楽専科は「音楽の授業」を担当する教員のことを指します。

音楽専科がまず大切にしたいことは「音楽の力を身につけさせ、情操を育む」ということです。

中学校の学習指導要領にはこのように書いてあります。
【表現及び鑑賞の幅広い活動を通して,音楽を愛好する心情を育てるとともに,音楽に対する感性を豊かにし,音楽活動の基礎的な能力を伸ばし,豊かな情操を養う。】

おそらく大学・短大などで何度も耳にしたことがある「情操教育」とは、音楽を使って「相手を思いやる気持ちを育んだり、美しいものや素敵なものを見たときに感動したりする心を育てる」ことをいいます。

これを聞いて私も初めはできるのかな?と、とても不安になりました。😢
しかし、何年も専科を通して感じたことは曲を通して「どう感じたのか」「どのように歌ったらより素敵な曲になるのか」を子ども自身に考えてもらうことで自然と情操が身についていくということです✨

また先述したとおり、音楽専科は「音楽の授業」を担当する教員のことを指しますが、一部例外もあります。
学校によって様々ですが、教員・常勤講師・非常勤講師などいろんな立場の人がいます。

簡単にいうと、
教員…音楽以外の授業も担当する。(担任含む)
常勤講師…期限付きで雇われている。音楽以外も担当する可能性あり。
非常勤講師…ほぼ音楽の授業のみ担当するが、一部例外あり。(卒業式等)
このような違いがあります。

私は、音楽の授業以外にも
・支援学級の入り込み(子どもに付き添い手助けをします)
・ICT担当(タブレット管理や、情報システム管理)
・クラブ・委員会運営(音楽クラブとは限りません)
・校務分掌(学校運営の組織リーダー)
などを担当したことがあります。

もちろん音楽の授業を担当することが1番の仕事ですが、教員や常勤講師として所属する場合はその他の業務も行う必要があります。
もちろん、はじめは他の先生が助けてくれるのでそこまで心配する必要はありませんよ。ただ、心積りはしておくに越したことはありません。

さて、ここからはより具体的に音楽専科の仕事内容をお伝えします。

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