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【大学受験】 化学 日常で良く使われるものと化学を組み合わせた問題に挑戦!〜パスチャレ#441〜

                           written by うみ

皆さんこんにちは!うみです。

それでは答えを見ていきましょう!

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今回は日常で良く使われるものと化学を組み合わせた問題を作ってみました!

水にクエン酸と重曹を加えて二酸化炭素を発生させるのは料理や炭酸水を作る際によく用いられたり、家でできる実験として小学生の自由研究とかで用いられたりしていますよね。

たとえばバスボムを作ったり、食べたら口の中でしゅわしゅわするラムネとかもこの二つが使われていることが多いので、この二つを混ぜると泡がすごい出るというイメージは皆さんの中にあると思いますから、そういう考えで⭕️と答えてしまった人が多いと思います!

ここで引っかかるポイントというのは、クエン酸と重曹を「等量」混ぜたというところにあります!

今回問題で聞かれているのは
●泡がたくさん出る
●汚れが落ちる
の2点です。

クエン酸と重曹は家庭用洗剤としてもよく用いられているのですが、それぞれ酸性洗剤と塩基性洗剤と言って、洗剤の種類が違うんです!
簡単にいうと、水に溶かして酸性になるかアルカリ性になるかの違いですね!

酸性洗剤は水あかなどの塩基性汚れを、塩基性洗剤は油汚れなどの酸性汚れを落とすために用いられています!

もうわかりましたね?

今回酸性洗剤であるクエン酸と塩基性洗剤である重曹を等量混ぜると中和反応が起こり、中性に近づいてしまうんです!

つまり見た目は炭酸がたくさん出てしゅわしゅわしているように見えて、実際汚れはあまり落とせていないという不思議なことが起こります!

それでは泡の効能はあるの?と思われますが、泡は汚れを浮かせる効果はあるので、こびりついていない汚れ(ぬめりなど)に関しては泡を用いることで手を使わずに洗うことができます!

食べ物に使うときには混ぜて有効なクエン酸と重曹ですが、お掃除の際は混ぜないように気をつけましょうね!

それでは今日もお疲れ様でした!

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うみ
早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科 3年

千葉県出身。数学が好きで、浪人時は東大模試にて数学100点overの経験あり。
過去問のおすすめは東北大学の化学。有機化学の良問が沢山入っているので腕試しに是非。
最近は数学より声優・アイドルが好き。
最近のマイブームは強い曲を探すこととライブに行くこと。


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