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万物は流転する

時代に合わせて何事も変化していく。
私の子供の頃は小学校の先生が職員室でタバコを吸っていた。バスや電車にもタバコの吸殻入れがあった。その後は副流煙による健康被害などの問題で公共施設では受動喫煙防止のため禁煙が義務化されている。
現在の状態は現在において正しいと思われる状態であるが、それはまた変化して当然なのだろう。

最近note投稿のネタ探しをこまめにするようになった。そうすると昔の常識と今の常識が違っていることが多いのに改めて気付く。今回はその一部について書いていきたい。

持続性Ca拮抗剤のアムロジピン。私が薬剤師になった当初はグレープフルーツジュース(GFJ)は併用注意ではなかった。
アムロジピンがGFJ併用注意になったのは2010年8月の添付文書改正の時である。
ちなみにアムロジピンは高血圧に対して10mgまで増量可能とする用法用量の一部変更承認を2009年2月23日に取得。アムロジピンの10mg錠の発売は2010年12月14日。
今でもスタンダードに使用されているアムロジピンにもこのような歴史があったのだ。

また発売中止になったCa拮抗剤もある。
アダラートCP 5mg、10mgは2021年3月末日で経過措置満了。アダラートL 10mg、20mgは2022年3月末日で経過措置満了。
バイミカード(ニソルジピン) 5mg、10mgは2021年3月末日で経過措置満了。

薬剤師のおかれる立場や医薬品の情報などを含めて万物は流転する。情報を常に更新して、その時代にあった薬剤師に変化していくことが改めて重要なことだと感じた。それが出来ているかどうかについてまだ自信はないところである。

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