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プラミペキソール製剤のレストレスレッグス適応、0.125mgと0.5mgにはあるのに、その中間の0.375mgにないのはなぜ?

 先発品も後発品も、普通錠である0.125mgと0.5mgの製剤には「効能・効果」の項目に「特発性レストレスレッグス症候群」の記載があるが、

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徐放錠である「LA 0.375mg」製剤の適応は「パーキンソン病」だけになっている。

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 なんとなく想像はできるが、一応メーカーDIに確認。

 レストレスレッグスは、主に夜間のみに発症するものなので、24hr効果が持続する「LA錠」は適さないと判断されたそう。
 0.375mg製剤の審査結果報告書にも同様の旨の記載がある。

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仕事より趣味を重視しがちな薬局薬剤師です。薬物動態学や製剤学など薬剤師ならではの視点を如何にして医療現場で生かすか、薬剤師という職業の利用価値をどう社会に周知できるかを模索してます。日経DIクイズへの投稿や、「鹿児島腎と薬剤研究会」等で活動しています。