薬剤師を辞めたい薬剤師

薬剤師を辞めたい薬剤師

最近の記事

薬局の行く末。ビジネスモデル破綻への一歩

『薬局は完成されたビジネスモデル』と界隈で表現されることがある。すごく語弊のある言い方をするが、病院やクリニックの前に出すだけで、勝手に集客してくれる上に調剤報酬という所謂“技術料”という粗利がとれる商売ともいえる。 炎上覚悟での発言も含めるが、薬局薬剤師というのは現場が思うほど属人性が高くない(なかった)。言い替えると流動的な雇用形態をとることができるのだ。 ・集客をしてくれる人気な病院、クリニックを見つける (➡院外処方を出してくれるかの交渉を行う) ・薬局を出す ・

    • 薬剤師辞めたいのに薬局経営してるワケ

      私は個店の経営者である。ここでは薬剤師を辞めたい薬剤師と名乗っているにも関わらず薬局の経営を行っているのだ。 傍から聞くと矛盾のように感じるだろう。 何を隠そう、自分自身もその葛藤と矛盾と数年間闘い続けてきた。その整理が少し出来たのは、ついこの間のことである。その解を見つけるためにこの記事を書き綴っていると言っても過言ではないため、矛盾や違和感があるかもしれないがどうか温かく見守っていただけると有難い。 回りくどい言い方をするが、人には得手不得手が存在する。それと同じく

      • 薬剤師を辞めたい薬剤師が、薬剤師を辞めたい3つの理由

        先に齟齬が生じないように強く言っておく。100%主観且つ個人的な意見をこれから記載する。 結論を先付けて話す。辞めたい理由は以下の3つである。 ①ルーティンワークが苦手 ②半ば強制的に同じ場所に拘束されているのが嫌 ③薬剤師に依存したくない それぞれの理由を話す前に。薬剤師というのは、存外いい仕事である。“薬の専門家”として、患者さんやその家族の方にまで説明一つで感謝を得られる仕事だ。 語弊のある言い方をするが、近隣の方で一度来局された患者さん且つ定期的に飲まれる薬を

        • 悪魔の証明×薬剤師不要論

          悪魔の証明というのを聞いたことがあるだろうか。 辞典で調べると下記のように出てくる。 表題のテーマを持ち出して考察すると、『薬剤師は必要だ』という主張を証明するのは難しく『薬剤師は不要だ』という主張が如何にも正しいとされてしまうということだ。言い得て妙な証明である。 我が国において、こうした話は否定的な意見が注目されることが多いように私は感じる。腹が立つという感情は無いが、どこか肩身が狭くなる気がする。 『薬剤師は安定している』 『薬剤師は楽そう』 医薬分業が進み爆

        薬局の行く末。ビジネスモデル破綻への一歩

          薬剤師いる?いらない?

          日々、こんな言葉を耳にすることは無いだろうか。また、そう感じることは無いだろうか。 “薬剤師はいらない” “いや、薬剤師は必要だ” 先日、某タレントの方が『薬剤師の説明は要らない時間』『医者憧れ』という言葉を発し物議をかもした。個人的にはそういう意見があっても良いと思う派である。なぜならば、当人がそう感じたのは紛れもない事実だからだ。 りんごが美味しい。車がかっこいい。あの服が可愛い。 そんなことに反論する輩は要るだろうか。いや、このご時世には一定数いるとは思いつつも、

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