「言うと心配かけるかも・・」~甘えてみては如何でしょう?~

とあるおばあちゃん。90歳でもお一人で通院、来局。お達者です。
しかし、寒暖差に体が堪えられなくなって来ているよう。トイレにて水で手を洗ってから全身が冷えてきて・・・ガタガタ震え「寒い」と訴えてきました。

体温調節が出来なくなってきているのです。

椅子に座らせ、他の職員が持っていた私物カイロを貼ってあげて毛布にくるみ、等々・・。大分回復されました。

「もう大丈夫です。タクシーで帰ります」
と、言うも、おばあちゃん、ポツリ。
「家でなったらどうしようかな・・」

?! 自分で何とかしようとしている👀‼️

おばあちゃん?、今、寒くて自分では動けなくなったんでしょ?!
どうにもできんって~!!😥

説得しておくことにした。

「どうぞ、今日の事を帰ったらご家族に話してください。『体温の調節が出来なくなってきているかも』と。
ご家族の方に心配かけまいとするお気持ちは良くわかりますが、○○さんが黙っていることで、家族の方は気づきもせず過ごしてしまって、知らないうちに冷たくなっていたとしたら、ご家族は大変後悔しますよ?。
先に言ってもらう方が嬉しい事もあります。『携帯を持ってて。何かあったら来てね』と言っておく、とか。

今まで一人で頑張ってきたんだもの。たまには甘えてみてはいかがでしょう?」

おばあちゃん、タクシーで帰った後、無事の到着連絡をくれました。
そしてご家族に話したよう。『もう一人で出歩くな』と言われたようです。
当店にはもう直接来てくださる事はなくなりましたが、ご健在でいらっしゃることは一ヶ月に一回程度、ご家族が持ってくる処方箋で確認しています。

長生きしてね~。🍀

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