リベルサス メモ

開始用量 3mg 4週間以上
①10時間程度絶食後、少なめの水(120ml以下)で服用。
②服用後、30分は食事、他薬、水分とらない。
③14mg服用で、7mg錠2錠は不可。

絶食時間が短いと吸収されにくい。
服用時の水が多いと、服薬後30分絶食したとしてもセマグルチドの吸収がはよくない。服用時に水を多く使って飲みたい場合は、服用後の絶食時間を長くするとある程度以上の吸収は確保できるので、どうしてものときは考慮可能っぽい。
錠剤の表面近傍でのサルカプロザートナトリウムによる吸収促進効果があるらしい。徐崩壊、徐放錠ではなく、胃内で速やかに崩壊する製剤であることを考えると割錠、微細化もできそうだが、それによる用量調整を行った場合、サルカプロザートナトリウムの量が変わってしまい、吸収に影響を与えうるので、割錠、粉砕による用量調整は避けたほうがよさそう。錠剤嚥下ができない場合の、用量調整を伴わない粉砕、簡易懸濁はやってみてもよい気もするが、少なくとも粉砕については添付文書上は不可になっていることに注意が必要。
7mg2錠での14mg服用が不可なのは、7mg2錠ではサルカプロザートナトリウム量が14mg錠1錠よりも多くなってしまい、その影響かどうかは不明だがCmax、AUCともにかえって低下してしまうことから不可とされている。
なお、各規格のサルカプロザートナトリウムの含有量はメーカーは非公開としている。

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