見出し画像

令和4年に気になった曲やらイベントやら(年間ベスト)

2022年もあと少しで終わってしまいますね。
最近歳食ってきたので思うんですけど、季節感とか節目を一つ一つ大切にしていかないと、意外と人生ってスーーーっと終わってしまうというか、強制的に季節ごとのイベントで時間軸にピリオドを打たないと、無為な時間が流れていってしまうというか。

ということで(?)、年末なので、今年気になった曲とか、アルバムとか、音楽関連の出来事を振り返ります。見出しの曲名をクリックしたら、SongWhipに飛ぶので、Spotify以外の人はそちらから。

新譜編(おすすめ順)

fossora(Björk)

ついに、Björk(ビョーク)の最新アルバムが出ましたね。

Björkといえば、皆様ご存じアイスランドの歌姫(最近までアイルランドだと思っていました……)。伝統的な北欧音楽と先鋭的な感性が見事に組み合わさった楽曲で高い評価を得ている、世界的なアーティストです。幼少期、音楽学校に通っていた際、保護者参観で披露した歌声が素晴らしすぎて、その録音がラジオで全国放送されたとのハチャメチャエピソードもある超人。

そんなBjörkの5年ぶりの最新アルバム、fossoraが9月30日にリリース。全編にわたって、低音を支配するバスクラリネットが印象的です。しかも、6本。バスクラリネット6本も使うことあります!??あんなに人数の多いクラシックのオーケストラでも、1本しかいないのに。

とにかく、バスクラリネットだけではなく、聞けばわかる衝撃的な曲ばかりが収録された本アルバム。LP版も出ているので、ぜひ。

Our Hope(羊文学)

羊文学のアルバムも出ましたね〜〜。いや、もう私は、羊文学に恋しそうなくらい好きです。リリース時に記事を書いたので、どうぞご覧くださいませ。

Figure(Fake Creators)

個人的な、アーティストオブイヤーは、LITEとDÉ DÉ MOUSEによるプロジェクト、Fake Creatorsです。フジロックで初めて知って、以来すっかりファンになってしまいました。

そんなFake Creatorsから、初フルアルバムが。生楽器と打ち込みの融合が、単なる同期演奏の域を超えて、新たな表現方法のレベルまで達しています。

Queendom(Awich)

個人的ベストアーティストをもうひとり(?)挙げると、Awich。新しい。こういうメロディックなHip Hopがあるのかとびっくり。カッコ良すぎますよね。かなり欧米的な雰囲気を持ったアーティストでありながら、その圧倒的なカリスマにより、日本でしっかり売れています。生で聴くと、カリスマに当てられて熱狂しちゃうので、音源聴いてよかった人は、是非生でも聴いてください。

bloom. (Ink Waruntorn)

タイからシンセポップ。現地では大人気だというInk Waruntorn(インク・ワラントン)が、日本進出初EPを11月にリリース。Spotify<Equal>プロジェクトの世界の女性アーティスト35人にも選ばれていますね。

どれも、良質なシンセポップ。Night Tempoの影響なのかそうじゃないのか、インドネシアのikkubaruなど、東南アジアにも一大シティポップ文化圏が築かれている感じがしますね。普段はタイ語でリリースしている彼女の渾身の日本語歌唱をぜひお聴きください。

Why Do I(with Hatsune Miku)(Set It Off)

シングルなんですが、米フロリダのロックバンドSet It Offのリリース、Why Do Iの初音ミクバージョンを。正直、音がチカチカしてる曲(伝われ!)が多いので、ボカロってちょっと避けてる分野なんですけど、これはめちゃくちゃよかったですね。

まず、そもそも、この曲にたまたま出会うまで全然知らなかったんですが、ボカロの英語曲って、めちゃくちゃ出てるんですね。この、生身の声じゃないからこそのビート感というか、ADSRのアタックがゼロに近いくらいのボーカルが、独特のリズム感を生んでいます。1曲だけなので、騙されたと思って聴いてみてくださいな。

楽しいお仕事愛好会(ウルフルズ)

そういえば、ウルフルズから11月に、デビュー30周年アルバムが出ていました。もうひと耳(?)聴いただけでわかる、ウルフルズ感。曲名も、「ツーベーコーベー」「よんでコールミー」とふざけ倒してますね。

この人たちはずっとそうですが、この歳になっても「楽しい」ポップな楽曲を出し続けてくれているのは、とてもありがたいですね。定期的に聴きたくなります。

blossom(花澤香菜)

ポルカドットスティングレイとのコラボ「SHINOBI-NAI」含め、歌手としての花澤香菜の躍進ぶりがわかるアルバムで、良い。記事書いたので読んでください。

その他、気になったやつら

その他、上半期ベストで紹介した奴らも贔屓にしてやってください。

イベント編(時系列)

1月30日 AgeHa・STUDIO COAST閉館

ファイナルの日の看板。泣ける。

これは衝撃でしたね。聞いた時、は??と思いました。日中は、ライブハウスSTUDIO COASTとして、夜はクラブAgeHaとして、とにかくどちらと間違いなく東京最高の箱だったんですが、地権の問題で閉館。

その後も、お台場の再開発に伴いZeppも閉館し、渋谷のVISIONもなくなり、コロナの影響かそうじゃないのか、とにかく東京の音の遊び場がどんどん減ってしまったなぁという感じです。

AgeHaファイナル、もちろん行きましたよ。めちゃくちゃ楽しかったです。お馴染みの看板も、オクタゴンスピーカーも、もうなくなっちゃったんですね……。

ここでしかみたことない形してるオクタゴンスピーカー。めちゃくちゃ音がいい。

5月10日 iPod販売終了

ついに、AppleがiPodの販売を終了。一時代が幕を閉じました。白いイヤホンで一躍アイコンとなり、音楽を聴くという体験をより身近にしたiPod。国内ではSONYのWalkmanとシェアを分け合ったのも懐かしいですね。私もiPod Classic(第5世代)持ってましたよ。

これがAppleにとって、(実質)初めての携帯型端末で、世の中のあり方を一変させたiPhoneの足掛かりになった製品でした。

7月29日 人生初めてフジロックに行く

念願の夢だったフジロックに、初めて参戦してきました。もちろん、テントで、3日通しのフル参戦。人生変わるくらい良かった。ここ数年で1番良いイベントだった。詳しくは、記事書いてるので、そっちをみてくださいませ。

12月11日 NUMBER GIRL、再び解散

最近の話なので、これは解説不要ですが、再びナンバガが解散しました。影響を受けたアーティストつゆ知れず、これまた一つの時代が再び幕を閉じた瞬間でした。たまたま、ちょうど1年前のCDJでナンバガを、前から10列目くらいで観たんですが、マジで本気でものすごく最高でした。雷に打たれる体験。こんなかっこいい人たちが、令和の世の中にもいるのかと。

2023年も食べるように聴く

と、まぁ、紅白を観ながら焦って今年を終わらせようと記事を書いているわけですが、色々と再び音楽に向き合う時間になったなと、記事を書いていて思いました。

私のモットーは、「食べるように聴く。」来年2023年も、食べるように聴いていきます。なんとか今年中に記事が書き終わってよかった。

仲間うち3人で書いている音楽マガジン、来年もどうぞ贔屓に。

では、良いお年を!!

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?