phillsy

音楽沼の浅瀬でちゃぷちゃぷ泳ぎながら、曲を紹介しています。たまに音楽に関係ない戯言も。…

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音楽沼の浅瀬でちゃぷちゃぷ泳ぎながら、曲を紹介しています。たまに音楽に関係ない戯言も。モットーは「食べるように聴く」。好物はカニ。

マガジン

  • こんこんちきディスクガイド

    • 92本

    偏屈3人組が、週刊を目標に、個人的おすすめ音楽を押し売りします。 【メンバー】●induction_heating:BEMANIを契機にダンスミュージックのつまみ食いを始める。/●Phillsy:クラシック畑出身。ひろーくあさーい雑食。最近SH-4Dを買いました。食べるように聴こう!/●中野ゆざめ:バンドでベースを弾いているが、ギターの方が好き。

最近の記事

最近、逆にBUMP OF CHICKENに付いていけない話

先日、一緒に音楽マガジン(?)を書いているゆざめ君が、BUMP OF CHICKENについての記事を出していました。アルバム「RAY」前後を契機とした、バンドの作風(というか姿勢そのもの)の転換に戸惑い、また和解するという話です。詳しくは記事を読んでね。 というわけで、ゆざめ君は、めでたくバンプと和解したわけなんですが、今度は、私の悩みを聞いてください。 実は、私は、「逆に」最近になって、バンプの新作についていけなくなってきました。遂に。どうしよう……。 私の中でのBU

    • 中東音楽!ターキッシュ・クラリネットを聴く【アルバム4種おすすめ】

      皆さん、最近、ワールドミュージック不足じゃないですか?? 邦楽や洋楽もいいんですが、やっぱり栄養分が偏っていると、体に悪いですし……というわけで、私が最近ハマっている「ターキッシュ・クラリネット」という楽器を用いたアルバムをいくつかご紹介します。 ターキッシュ・クラリネットって何だ?ときに、クラリネットという楽器は、御存知でしょうか。童謡『クラリネット壊しちゃった』で有名な楽器ですね。クラシック、ジャズ、軍楽隊、吹奏楽などで使われています。 この楽器は、息の力によって、

      • 歳を取るにつれて柔軟性がなくなってコンテンツが吸収できない話

        3名で運営しているディスクガイド(?)の編集会議録シリーズ。登場人物は下記。 中野ゆざめ:バンドサウンド畑。 induction_heating:クラブミュージック畑で雅楽もやってる。 Phillsy:クラシック畑だけど雑食。 (中野ゆざめ)この前、人生で初めてオールナイトのDJイベント行ったんだよね〜。 (一同)おぉ〜〜。どうだった? (ゆざめ)良かったんだけど、深夜になるにつれてなんか飽きてきちゃって、結局途中抜けして4時くらいの渋谷を散歩したりしてた。あれってみん

        • 【現地レポ】サウジアラビアの超豪華EDMフェス「Soundstorm 2023」に参戦してきました!〜来年行く人向け備忘録〜

          どうも、お久しぶりです。最近更新さぼっててすみません……。 実は、12月14日〜16日に、わざわざサウジアラビアまで飛び超豪華意味不明EDMフェス「Soundstorm 2023」に参戦してきました。 ということで、フェス全体がどういう雰囲気だったかとか、来年参戦したい人向けのアドバイスとかを綴っておきます。 まぁ本当は、「厳格なイスラム教国・サウジで開かれた超豪華EDMフェスがやばすぎる!?その特殊すぎる事情とは」とかそんな釣りタイトルにしてPVを狙った方がいいのかもしれ

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        • 中東音楽!ターキッシュ・クラリネットを聴く【アルバム4種おすすめ】

        • 歳を取るにつれて柔軟性がなくなってコンテンツが吸収できない話

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        記事

          2023年6月・7月にヘビロテした新譜:The Japanese House、Laufey他

          こんばんは。 生存報告も兼ねて、この2ヶ月で心に留まった新譜や旧譜をご紹介します。本当は、毎月この記事出したいと思っているんですが、どうしても隔月になってしまっていますね。 ▼前回分▼ ※各アルバムの見出しリンクをクリックすると、Songwhipに飛ぶようにしていますので、Spotify以外の人は、そこから聴いてください。 6月の新譜In the End It Always Does(The Japanese House, 2023/6/30) まずは、英国のシンセポ

          2023年6月・7月にヘビロテした新譜:The Japanese House、Laufey他

          2023年6月に観たものたち:白鳥湖、ラ・ボエーム、ムーラン・ルージュ

          ご無沙汰しておりました。 ちょっと、引越し等々、生活環境が大きく変わりまして、記事を書くどころじゃなくなってしまっていたんですが、やっと落ち着いてきました。 さてはて、今更ながら6月(と7月前半)に行ったライブとかミュージカルとかの感想を書き連ねます。 バレエ『白鳥の湖』さてはて、オケはそれなりに聴いてきたつもりなんですが、実は、一度も生でバレエを観たことがなかったんですね。恥ずかしい。 てなことで行ってきました、新国立劇場オペラパレス。 建設時に大激論になりながらも、

          2023年6月に観たものたち:白鳥湖、ラ・ボエーム、ムーラン・ルージュ

          2023年5月にヘビロテした新譜と旧譜:maya ongaku、水カン、Homecomings、百景

          さてはて、2023年5月に聴いた曲や行ったイベントをまとめた記事を作ろうと思ったのですが、何だか紙幅(?)がいっぱいになってしまったので、とりあえず聴いた曲に絞って書き連ねます。 ▼5月に行ったイベントの記事はこちら▼ 5月の新譜Approach to Anima (maya ongaku, 2023/5/26) これは、聴いてびっくりですね。 江ノ島を本拠地にしているmaya ongakuから、5月末に1stアルバムが出ました。その名も「Approach to Ani

          2023年5月にヘビロテした新譜と旧譜:maya ongaku、水カン、Homecomings、百景

          2023年5月に観たものたち:團菊祭五月大歌舞伎・ハウステンボス歌劇団

          6月になりましたね。そろそろ梅雨になるでしょうか。私に情趣を解する心がないのか、雨はやっぱりうざったく感じてしまいますね……。 さてはて、備忘メモとして、5月に観たものたち(実際に足を運んだものたち)を陳列します。 ▼5月に聴いたものたちの記事▼ 歌舞伎「團菊祭五月大歌舞伎」人生初歌舞伎。 一度は観たいと思っていたものの、周りに有識者もいないだの何だのと二の足を踏んでいた歌舞伎。一念発起して、東銀座の歌舞伎座に行ってきました。 観てきたのは、「團菊祭五月大歌舞伎」の夜

          2023年5月に観たものたち:團菊祭五月大歌舞伎・ハウステンボス歌劇団

          「新しい音楽を聴くとき、解説本に頼るべきか」論争

          3名で運営しているディスクガイド(?)の編集会議録シリーズ。登場人物は下記。 中野ゆざめ:解説本を頼りにHip hopにチャレンジ中。その記事が割と跳ねたから読んでね!バンドサウンド畑。解説本は便利派。 induction_heating:Hip hop素人。クラブミュージック畑で雅楽もやってる。アンチ解説本。 Phillsy:Hip hop素人。クラシック畑。バンドは割と聴く。アンチ解説本。 解説本を読んで、Hip hopにチャレンジし始めた。 (中野ゆざめ)記事

          「新しい音楽を聴くとき、解説本に頼るべきか」論争

          【観劇録】美女と野獣(2022年新演出版)

          おはこんばんちは。最近、今更になって『ドラゴンボール』を読み返しています、Phillsyです。舞浜でやっている劇団四季の「美女と野獣」を観てきたので、簡単に備忘録として感想を。 超主観的評価楽曲★★★★★ 演出★★★★☆ ストーリー★★★★★ 総合評価★★★★★ 特筆すべき詳細舞台が丸い! とにかく、まず劇場に到着して席について思いました。めちゃくちゃ舞台が丸い。 劇団四季の「美女と野獣」の会場は、東京ディズニーリゾートにある舞浜アンフィシアター。2008年にシルク

          【観劇録】美女と野獣(2022年新演出版)

          【短評】新しくオープンしたZEROTOKYO(Zepp Shinjuku)に行ってきました

          こんばんは。 私生活の環境が大幅に変わりまして、だいぶご無沙汰してしまいました。一応、RolandのSH-4Dを買ってシンセ初めてみたり、For Tracy Hydeのラストライブにゆざめ君と行ってみたりと、相変わらず生きています。 とりあえず、他にも書きかけの記事もあるんですが、とりあえず最初に完成したこいつから。2023年4月14日にオープンしたZEROTOKYO(兼Zepp Shinjuku)に早速行ってきたので、簡単に施設概要とか感想とかを並べます! 東京待望の大

          【短評】新しくオープンしたZEROTOKYO(Zepp Shinjuku)に行ってきました

          令和4年に気になった曲やらイベントやら(年間ベスト)

          2022年もあと少しで終わってしまいますね。 最近歳食ってきたので思うんですけど、季節感とか節目を一つ一つ大切にしていかないと、意外と人生ってスーーーっと終わってしまうというか、強制的に季節ごとのイベントで時間軸にピリオドを打たないと、無為な時間が流れていってしまうというか。 ということで(?)、年末なので、今年気になった曲とか、アルバムとか、音楽関連の出来事を振り返ります。見出しの曲名をクリックしたら、SongWhipに飛ぶので、Spotify以外の人はそちらから。 新

          令和4年に気になった曲やらイベントやら(年間ベスト)

          【EP紹介】遊び心あふれるテクノポップ - M.I.D. The First Annual Report of LAUSBUB

          こんにちは〜ご無沙汰です。 既に方々で話題になってますが、11月リリースのLAUSBUBの1st EPをご紹介します。すごいから、みんなぜひ聴こう。 アーティスト紹介:LAUSBUBLAUSBUBといえば、札幌出身の岩井莉子と髙橋芽以の2人組テクノバンド。昨年(2021年)、サンクラでリリースしたシングル「Telefon」が話題に。岩井莉子の紡ぎ出すゴリゴリの曲と、ハスキーな髙橋芽以の声がベストマッチ。 コロナで軽音楽部の活動ができないからって作った曲が、「Telefo

          【EP紹介】遊び心あふれるテクノポップ - M.I.D. The First Annual Report of LAUSBUB

          曲の「ポップさ」とは何か。

          ディスクガイド(?)を書いている3人組が、新譜やらライブやら、時には哲学から人生まで、森羅万象を語らう「編集会議」。何やらただの雑談かと思えば、深淵な議論のようでもある……そんな会議録をお届けします。 ▽ディスクガイド本編はこちら▽ 第1回:曲の「ポップさ」とは何か(Phillsy)結局、音楽において「ポップさ」ってなんなんだろう。「ポップス」っていう音楽の様式があるわけじゃなくて、どんな楽器構成の曲でも「ポップス」って呼ばることがあるし、何が「ポップさ」を決めているのか

          曲の「ポップさ」とは何か。

          【観劇録】劇団四季・バケモノの子(割と良い)

          こんばんは。これまでスレチかなと思って遠慮していたんですが、実は、ミュージカル鑑賞も趣味にしてまして……。たまには観劇録でも書こうかなと思い立ったが吉日、先日見てきた、劇団四季の『バケモノの子(於四季劇場[秋](大井町・竹芝))』をご紹介します。 できるだけネタバレないように書いていますが、神経質な人は観てから読んでください。 【評価】 舞台★★★★★ 演出★★★★☆ ストーリー★★★★☆ 総合評価★★★★☆ 総評:ついに来た国産大型商業ミュージカル何にもまして、遂に(

          【観劇録】劇団四季・バケモノの子(割と良い)

          今年の定禅寺ジャズフェスがかなり厳しかった話

          こんばんは。 もう先々週のことですが、9月10日〜11日に、仙台の老舗フェス、「定禅寺ストリート・ジャズフェスティバル(JSF)」を観に遠征してきました。 突然の規模縮小今年は、コロナ禍を経て3年ぶりに開催。 ライブハウスでもなかなか観られないようなハイレベルな演奏が、市内各所18ステージで繰り広げられる……はずが、コロナ感染拡大を理由に、直前の8月18日に、大幅な規模縮小が発表されました。おそらく、8月5日に宮城県で「BA.5対策強化宣言」が発出されたのが、大きく影響し

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