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【短評】新しくオープンしたZEROTOKYO(Zepp Shinjuku)に行ってきました

こんばんは。
私生活の環境が大幅に変わりまして、だいぶご無沙汰してしまいました。一応、RolandのSH-4Dを買ってシンセ初めてみたり、For Tracy Hydeのラストライブにゆざめ君と行ってみたりと、相変わらず生きています。

とりあえず、他にも書きかけの記事もあるんですが、とりあえず最初に完成したこいつから。2023年4月14日にオープンしたZEROTOKYO(兼Zepp Shinjuku)に早速行ってきたので、簡単に施設概要とか感想とかを並べます!

東京待望の大きめの音箱!

一昨日4月14日に開業した東急不動産肝煎りの新高層ビル、東急歌舞伎町タワー。その地下に、昼はライブハウスZepp Shinjuku(Tokyo)、夜はナイトクラブZEROTOKYOとして営業する比較的大規模なエンターテイメント空間ができました。

東急歌舞伎町タワーの写真
オープンした東急歌舞伎町タワー。あの高名な「トー横」周辺ですが、新施設オープンに伴いかなりきれいになっていました。クラブがオープンすることで周りの治安もよくなるという謎ムーブ。

銀座数寄屋橋の東急プラザ銀座を売却するなど、近年若干元気がなかった東急不動産の本命ビル。歌舞伎町という特殊な立地にあって、ホテル×2・高級TOHOシネマズ(プレミアムシートしかない)・今回紹介するZepp兼クラブ等々が入居。ショップ・オフィスなしの、エンタメ全振り謎施設です。

派手派手なネオ横丁「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」も話題になっていましたね。

メインフロア「Z HALL」

とりあえず、ここが皆さんの関心事だと思うので、先に書いちゃいますね。サブフロアとか、サービスとかは後述します。

私は端的に、AgeHa(Studio Coast)・VISION以来、初めて比較的大規模なちゃんとした音箱が東京にできたなと思いました。コロナの影響か再開発の波か、ここ数年大きな音箱やライブハウスの閉業が相次いでおり、ちょっと寂しく思っていましたが、ここに来て大穴歌舞伎町に爆誕。

今流行りの、背面+DJブース全面電光掲示板。照明・レイザーも最新鋭で、派手派手な仕上がりになっていました。

AgeHa/Studio Coastのように超巨大とはいきませんが、都心ど真ん中に建てたにしては、それなりの規模。公称1500人キャパになっています。

音響は、一般的な左右のフライング+スタッキングのプロセニアム。もちろん、後方には補助スピーカーがいくつか配置されています。15日のイベント当日は、めちゃくちゃ音がデカかったんですが、低音もモコモコせず、高音も割れておらずクリアで、かなり良い音なんじゃないかと思いました。スピーカーは、Adamson製だそう。

VIPフロアとの境目にもサイネージが配置されており、没入感のある空間に。

ビジュアルシステムは、COSMIC LAB製作。COSMIC LABがどういうことをしているかについては、こちらを見てもらえればと思いますが、とにかく壁面サイネージやライトに、照明・レーザーも含め、最新鋭の派手派手な設備になっていました。VJはどうやってあの膨大な設備を動かしているのか……。設備が増えても、手の数は変わらないだろうに。

全体的なフロア構成

ZEROTOKYOは、地下に入り口があります。フロア構成は以下。

  • B1:エントランス、ロッカー、喫煙所

  • B2:サブフロア「BOX」、バーカン前ブース

  • B3:サブフロア「RING」、メインフロアのVIP2階席入口

  • B4:メインフロア「Z HALL」一般・VIP1階席入口

メインフロアは、B3・B4階をぶち抜く吹き抜けで作られています。一般入口はB4階。それ以外にも、B2階のバーカン前にも小さいブースがあるほか、「BOX」というめちゃくちゃ小さいサブフロアが、B3には「RING」という中くらいのサブフロアがあります(後述)。

サブフロアたち

サブフロアについて、さーーっと流しで触れておきます。まず、B2の「BOX」。バーカン横の不気味な入口から入る、隠し部屋のような部屋です。物凄く小さい。でも、完全に隔離された空間なので、めちゃくちゃニッチな曲を流すにはもってこいかもしれません。スピーカー配置から、場所によって聴こえ方が露骨に変わってしまうのが玉に瑕。

B2の「BOX」。小さくて赤い。

B2バーカン前にも小さなブースがあります。ここのバーカウンターが一番大きくて、わずかながら椅子もあるので、意外にリスナーも多いかも。ただ、そんなに上等な音はなっていませんでした。

B2バーカン前ブース

B3には、一番大きなサブフロア「RING」があります。ここは、VIP席も取ってあって、音もよかったです。丸い謎のビジュアライザがありましたが、特注ですかね??めちゃくちゃ短い、ポールダンスのブースみたいなのもありました。

ポールダンスのブース(だと思うけど、登れるほど長くない)。奥がDJブース。
奥のDJブース。

その他

フロア内は電子タバコ含め全面禁煙というのが、非喫煙者の私にとっては◎。一方で、バーカンがめちゃくちゃ並んでいるのが、ちょっと残念でした。B2〜B4の各フロアにあるんですが、キャッシュレス化の推進が裏目に出ているのか、単にオープン際でスタッフが慣れていないのか、どこも長蛇の列でした。

B4のバーカン。めちゃオシャレ。メインフロアの中継スピーカーがあるので、音楽を聴きながら「もう一杯買いに行こ」ができます。ただ、めちゃくちゃ混んでる……。

あと、各フロア間はエスカレーターなんですが、飲み物持ってエスカレーター乗っちゃダメというのも、地味面倒ポイントでした。階段移動しんどい……。また、椅子がものすごく少なかったのも、若干悲しい。この歳になると、朝まで立ちんぼはしんどいです……。

ロッカーは、手荷物検査後なので、飲み物は入る前に飲み切ってから入る必要があります。ロッカーは一つ400円ですが、ふんだんにあるので数は気にする必要ありません。

客層は体感で、6割音楽好き、2割お金持ち、2割ナンパ師という感じ。新宿・歌舞伎町にありながら、音箱ということもあって、かなり特殊な客層構成になっていたかと思います。

そういえば余談ですが、目の前のWARPが、ZEROTOKYOより入場待ち列が長かったのが印象的でした。ちょっとびっくり。

一応イベントの感想:さすがのBoys Noize

一応、イベントの感想についても。

ちょっと出遅れて、私が着いた時には既に石野卓球のステージでした。前回見たのは、FUJI ROCK。その時も書きましたが、やっぱり、茶目っ気のあるというか、いたずら好きの人ですよね。電気グルーブの雑談本『メロン牧場』も愛読しています。私は、テクノ大好きですが、同行した友人はちょっと退屈してそうでした。笑

この日のメインは、2021年にはグラミー賞受賞歴もあるDJ、Boys Noize。石野卓球のごりっごりのテクノをうまく受けながら、まさに場を支配するDJプレイでした。馴染みやすいモチーフが入ったものや、Hip Hopみのあるトラックなど、結構聴きやすいのが印象的でした。あと、さすがに繋ぐのもうまかったですね。ちゃんと繋がると、こんなにフロアって盛り上がるんだと(客層もあると思いますが)。

2時間尺でしたが、最後に向けて、これでもかともうプッシュ。最後はサイケっぽい曲もかかり、最高潮でステージを降りていきました。その後受けたYohji Igarashi・DJ DISKは、かなりやりにくかっただろうな。笑

最後に:今後の気になるイベントとか

と、いうことで、今後の展開がとても楽しみなクラブ。割と、海外DJの来日公演といえばここ、というような使い方もされるんじゃないかな。オールジャンルなので、今後のイベントスケジュールを見ていても楽しみなものばかりです。

一個、特に気になっているのが、4月28日(金)のイベント「ASOBIZA」。きゃりーぱみゅぱみゅを擁する異色の事務所アソビシステムとのイベント。Taku Takahashi、kz、TAKU INOUE、ケンモチヒデフミ、ワイパ……。かなりメンツはアツいです。私は多分行く。

みなさんも、これに限らず、一度は足を運んでみてください。

アクセス(公式HPより)

〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1号
東急歌舞伎町タワーB1-B4
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