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#005 そふぁ〜式 映画の採点方法

 やぁこんばんわ。そふぁ〜と申します。梅雨の再来って感じがしますね、ほど良い気候はないのでしょうか…。

 さて今回は、約1ヶ月ぶりの映画に関する投稿です。そふぁ〜は普段、初めて観た映画に100点満点で点数をつけ、ちょっとした感想と一緒に記録しています。では果たして、どのように採点を行っているか。それらを順番に説明していきたいと思います。

 皆さんの中には、「評論家じゃあるまいし、映画に点数をつけるのはナンセンスだ」と思う方もいるかもしれません。その考えは非常によくわかりますが、ここでは「この人は、そういう映画の切り取り方をしてるのか」という程度に思ってもらえるとありがたいです。

1. 持ち点は80点でスタート

 まず、どの映画も80点を持った段階で鑑賞を開始します。なぜ80点という高い点を先に与えるか。それは、どんな映画からも学べることはあるとそふぁ〜が考えているからです。それに加えてこの点数には、1つの作品を創り上げた制作者側へのリスペクトも含まれています。ちなみに、そふぁ〜の映画に対する思いについて気になった方は、過去投稿もぜひチェックしてみてください。

2. 脚本、映像、メッセージ

 さてここからが、いわゆる採点基準。そふぁ〜が映画を観るときに意識している3つの要素について、説明していきたいと思います。

脚本

 映画の肝といえば、やはり脚本。そふぁ〜は3つの中で最も重視しています。なぜかと言うと、映画を観ている人のモチベーションに直結していると考えるからです。

 ひとつの作品を観続ける上で推進力となるのは、ストーリーの中の謎。「なんで主人公はこんな行動をしたのか?」とか「ここからどんな展開になるの?」みたいな気持ちを掻き立てることで、最後まで飽きずに観続けることができるのです。そんなわけで、全体の尺と起承転結のバランスはとれていたか、回収できていなかった謎はなかったか、なんてことを考えながら、採点につなげています。

映像

 言うまでもなく、映像も映画においては非常に重要な要素です。先ほどは脚本の大切さを説いたものの、そもそも初期の映画とは映像と音楽がほぼ全てでした。20世紀初頭に活躍した映画監督、ジョルジュ・メリエスは元々マジシャンだったこともあり、いかにして映像で観客を魅せるか、ということに尽力していました。そんな歴史の積み重ねだと思えば、やはり映像の占める比重は大きくあるべきでしょう。

 その一方で最近は技術の進歩により、非常に質の高い映像が創れるようになっています。しかしここで注目したいのが、その使い所。ただただ現代のテクノロジーを駆使したいがためだけに、CGをてんこ盛りにした作品がありますが、これはあまり評価できません。本当に伝えたいことを明確にした上で、あくまでもそれを発信する手段として質の高い映像を使う、という姿勢が大切だと考えています。

メッセージ

 「結局この映画って何を伝えたいの?」という部分で、前の2つに劣らずこちらも重視したいです。一口にメッセージと言っても、その性質や伝え方は作品によって大きく異なります。明確に登場人物のセリフとして発信されることもあれば、抽象度の高いぼんやりとした映像のみで表現していることもあります。どんな形であれ、それが自分になかった考えだったり、価値観が揺らぐようなものであった場合には、高く評価しています。

 メッセージに感動したことで、時に涙が出る作品もありますよね。そふぁ〜が映画で涙を流すようになったのはここ数年の話なのですが、なかでも家族愛や仲間の絆に弱いなぁと痛感しています。内容の斬新さを求めつつも、やはり普遍的なテーマが刺さるんですよね…。

3. 5点で刻んでから微調整

 さていよいよ採点です。鑑賞後、上に挙げた3つの基準をベースにして、まずは5点刻みで点数をつけます。ここは本当に難しく、映像の良さだけで90点以上を与えることもあれば、3つのバランスがとれていてもインパクトに欠けていて85点にとどまる作品もあります。最終的には過去の自分の評価も照らし合わせながら、1点ずつの点数をつけます。この前の作品の86点よりは高くつけたいけど、もっと前に観た90点の映画には届いてないから88点にしよう、とかそんな感じです。

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 とまぁこんな感じで、そふぁ〜は映画の採点をしています。ある程度ロジカルなアプローチは心がけているものの、何かに点数をつけるというのは突き詰めれば非常に恣意的な行為です。先ほど挙げた要素以外にも音楽や上映時間を重視する人もいれば、逆に映像の質のみで判断する人もいます。ただそうやって自分勝手に楽しむことができるのも、映画の醍醐味なのです。皆さんも自分なりの楽しみ方を確立した上で、映画というものを存分に味わってみてください。

というわけで、そふぁ〜でした!ではまた!

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