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【育休中ワーママ】とのキャリア相談会で妊娠中大学院生が得た考え方

就活の一つ【志望企業の先輩社員訪問】ですが、大学OB/OGがいないと結構チャンスがなかったりします。

私の場合さらに属性が追加され、
志望企業+OB/OG+子どものいる女性社員(←New!)
という難易度SSSになってます。

しかし
あの手この手(Twitterとか女子学生向け就活サービスなど)で探し出し!
育休中のワーママとお話する機会を2,3度獲得できたので、その備忘録を書きます。

“自分の1~2年先”をいく理想のロールモデルを見つけるために

【育児を終えて復帰した方】だと、世代というか時流がやや今とはズレるので、【現在進行形で乳幼児を育ててるワーママ(育休中)】のお話を聞きたいと思ってました。そういう人こそ私にとって近い未来(てかほぼ1年後くらい?)のロールモデルでもあるので。
しかし育休中…およそ1年以内に出産したばかりという方だと赤ちゃんから目を離せないし、きっと一番大変な時期だと思うので難しいのかな…と期待度低めでした。

産後の母子ともにバタバタする育休中、このような学生相談に乗ってくださって本当にありがたい機会でした!めったにない機会に私が得たことをまとめたので、妊娠出産をこれから2,3年前後で希望している人は、よければ参考程度に見てください。

育休中ワーママに聞きたいことリスト

まず私が聞きたいことを書き出しました👇
私は子育て中という前提で仕事をすることになる(0歳で保育園に預けて働きたい)ので、「将来いつか子どもを持ちたい!」という人が聞く質問よりも切羽詰まった質問になってるとは思います笑

聞きたいことリスト(※質問と対応した回答に同じ番号ふってます)
①子育てと仕事の両立のために今できること/先にしておくべきことは?
②子育て生活がまだ想像できない・・・具体的にどういう問題が起こる?
③会社選びについて・・・子育てしやすい環境かはどうやって判断できる?
④バリバリ働きたいのでマミートラックが不安・・・回避するには?

ケース①マスコミ勤務ワーママ(4歳、5カ月)

Hさん(38)マスコミ勤務、2児の子育て中で育休中。
【バックボーンとお仕事について】
・農学部修士卒。
・修士まで進んだが研究に身が入ってない気がしたので、研究職以外も視野に就活。→色んなことに興味があった。
・「科学のことを分かってもらってないんだな」と世の中に思った。
→理系のディレクター職として入社。
科学が扱えるという点が武器になった。
・課題や問題意識があることも活かせた。
・番組を作るうえでアプローチやマインドは研究と同じだったのでこれまでの経験を使えた。特に“常に勉強する”という点。

【子育てについて】
・下の子(今5カ月)が1歳になるまで育休取る。
・上の子と年が4歳離れてるからこそ、1人と向き合ってじっくり子育て出来てる。
①しておくことは、とにかく保育園(あるいは幼稚園も視野に入れて)の確保!
①30歳までバリバリ働いた後だからこそ思うことかもしれないけど、
なるようにしかならない。その前から考えててもしょうがない。
→世間的にも自社内でも働き方改革が進んだあとに出産した。20代のときの働き方では出産子育てしながら仕事の継続は考えられなかったと思う。
③会社選びは、上記に関連して、会社選びは重要だけど世間の風潮で社内制度は変わっていく。しいて言うなら大手企業なら大体ファミリーサポートが充実している。
④20代のとき、1人目出産直前まではマミートラック的な不安はあった。でも子育てが始まったら段々と意識が仕事<子どもになっていった。考え方は変わる。
②起こりうる問題は、子どもの習い事(プログラミングとか英語とか)、小学校をインターナショナルスクールにするか?など選択しないといけないこと山積み。子どもが育つほど増えていく。
周りのママ友との情報交換や夫婦での会議、決断など家庭のほうでやることが多いので、仕事はいったん置いておくスタンス

私は研究職以外で就活しようと考えているので(もう一生分の研究はやり切ったかなと思っているので違うことに挑戦したい)、研究経験・マインドを研究職以外に活かしたというお話を棚ボタ的に聞けてラッキーでした。
たしかに、私も自分の強みとして勉強が苦じゃないという点があるなと気付いたので自己PRに使っていきます(博士課程でルーティンの論文漁りと新しい試薬や機器を使うたびの原理やら応用例やらの勉強習慣が役に立つなんて嬉しい…!自分では気付かなかった。)

子育てに関しては私とは順番は(当たり前ですが!)異なっていたのでキャリアと子育ての両立のためのコツなどは聞けませんでした。
【バリバリ働いて→子育て】が圧倒的一般的であると再確認しました笑

ただ、【考えがいずれ変わること】を頭に入れておくだけでも、今後、精神的に追い詰められないためのマインドだなと知ることができました。

私も今は子ども<仕事でバリバリ働きたい!という気持ちばかりだけど、産まれたら案外可愛すぎて気持ちが変化するかもしれない…。正直このパターンは考えていませんでした。なので、子育てに走るパターンも考えることにしました。

そのうえで、やっぱり私は勉強・研究を一生懸命成し遂げて得てきたことを社会に役立てたい気持ちがあるので、【子育て熱が落ち着いた将来】のことを見据えてキャリアを考えていくことにしました。
子育てには必ず終わりが来る(手が離れるという意味で)ので、終わりのない自分の将来におけるゴールを遠い先だけど目を逸らさずに見据えておこうと思いました。目の前のことばっかりにとらわれて動いていたらいずれ軌道修正できなくなるリスクもあるので!
今時点の希望を加味した将来プランをちゃんと作っておいて、変化が来たらその都度、微調整というスタイルでいきます。

あとは子どもの習い事とか全然考えてすらいなかったので(考えてなさすぎ…)、この相談会をきっかけに最近少しずつ考えています。やっぱり経験者のお話を聞くって重要だなと改めて痛感しました。

ケース②IT系勤務ワーママ(8歳、3歳)

Mさん(38)IT系職、2児の子育て中で今は時短勤務。
【バックボーンとお仕事について】
・IT系なのでリモート:出勤半々くらい
・理系学部卒

【子育てについて】
・無痛分娩→頭が出ず帝王切開に変更した。(1度帝王切開だと)2人目も帝王切開になった。
→産後の回復は思っていたより遅かった。術後の経過はやっぱり年齢によると感じた。(同じ日に同じ医師が帝王切開した20代の同室の子が「痛み10がMAXとしていくつ?」という看護師さんの質問に「3」と答えていて自分は10突破してた」とのこと)
・妊娠中(産休)、資格とろうとかいうモチベは自分にはなかった(帝王切開なので早めに産休入りかつ入院してた)
①しておくことは、使えるものは使い倒す。→夫に有給とってもらって頼んじゃう。ファミリーサポート制度、シッターサービスなども下調べしておく。
②産後の回復とか、子育てとか自分の努力でどうしようもないことばかり。起こりうる問題は、子どもの急な体調不良
→少し鼻水が出ただけでもお迎え要請が来る保育園と、微熱くらいまでは見ててもらえる保育園と、ゆるさに違いがあったりするのでそこをチェック(見学の時)。
③会社選びは、人脈で今のお仕事になった。自分が子育てしていることを知っている上で入社できたので多少の融通を利かせてもらっている。そういう仕事の探し方もできるということも知っておいて、人とのつながりを外にどんどん作っておくことは有効。仕事関係なく、人と話すだけで気晴らしになるので自分を助けることにもなる(子育てが始まるとどうしても社会とのつながりがなくなり、この1週間会話したのが子どもと夫だけ…みたいなこと100%ある笑)。
④マミートラック的な不安、そういうのはあまり感じなかった。育児中はやらないといけない優先度大のことばかりだったから。自分が目を離すと死んでしまう生き物との生活になるので、大変だけど仕事以上にやりがいがあること。仕事は正直、自分にしかできない!というものはない。

「妊娠中順調だったし、サクッと産んで、すぐ復帰して…とか思ってたのに実際は違った…!」という人は多くいるとは聞いてはいたけど、どこか自分はうまくいくと思ってしまいがちでした。
こうして実際にお会いして実体験を聞くことで、自分はいける!という保証なんてないことを認識しておけて良かったです。

私ももしかしたら帝王切開になるかもしれないし(体重増加が凄くて、胎動も14週ですでに感じてたので巨大児の可能性はなきにしもあらず…)、産後働くのだって【子供が健康でなんの障害もない&母体も肥立ちよく健康なら大丈夫】という条件がついてくる

私は今時点の人生で、自分の努力でもどうしようもないという経験はなかったと思うので(過去の失敗を振り返ると「自分の努力不足が原因だったな」という結論に至る)、主にメンタル面で今から不安になってます。

ただ皆さん総じて「妊娠出産子育てを経験して、変化に対応する力がついた」というお話をされることが多かったです。
自分の努力だけではどうにもならないことにまみれて生活を成り立たせないといけない分、仕事に復帰後は新しい局面で応用や粘りが効くようになったというお話を聞いて、大変なことばかりだけど希望もあるなぁと感じました。
とりあえず今は基本的にポジティブに考えて、自分に何が出来て、これからどうしたいのかをきちんと考えをまとめておこうと思います。

自分の出来る限界が見えてきたときに新たに方向転換ができるように、心の準備と身体の準備、周囲の調整をしていきます!

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