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東京マサラ部25.生ターメリックを使ってもカレーはできるのか?

ターメリックはほとんどのカレーを使うときに欠かせず、香りを下支えする役割を果たすスパイスだ。しかし、自分はいままで既製品のターメリックパウダーを使った経験しかなかった。

昨年の暮れに東京の農園から掘りたてのターメリックを仕入れることができたので、ためしに生ターメリックを使ってカレーを作ってみた。

このnoteの続きとなります。

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著者近影


生ターメリックの分量はどのくらいが適切なのかわからなかったのだが、パウダーに加工するときのプロセスとして茹でてから乾燥させる工程がある。目安として1kgのターメリックをまるごと茹でて150~160gになるまで水分を飛ばすという。

小さじ1のターメリックパウダーは約2g程度なので、水分を飛ばす前のターメリックとしては13g程度を使えばほぼ同じ量のターメリックが入っていることになる換算で考えてみた(考え方が合っているのかわからないけど)。

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今回は基本的なチキンカレーのレシピを使用した。

ホールスパイスとしてシナモンクローブカルダモンを使い、にんにく生姜、トマトを炒め、パウダースパイスとしてターメリックパウダー、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、チリパウダーを使うレシピだ。

そのうちのターメリックパウダーを、相当する量のすりおろし生ターメリックに変更し、普段食べ慣れているチキンカレーと比べてどういう印象の違いがあるかを比較してみることとした。

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皮ごとおろしたターメリックは、やたら黄色い生姜のような見た目。このまま食べると苦くて土のような香りが強い。

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