パソコンで音楽を作るために必要なものは何か

環境について

環境というのは、音楽を作るときにどのようなpcを使っているとか、そこにどんなソフトを入れているとか、スピーカーは何だとか、そういったことです。要するに作曲のための道具の話です。

DAW

DTM というのは和製英語っぽい。ざっくりいえばパソコンを使って曲を作ることだと思います。違ってたらすみません。そのために絶対に必要なのは、音楽を作るためのソフトウェアです。これを DAW といいます。

私の使っている DAW は Studio One Professional です。

歌わせるためのソフトとしては、初音ミクと VOCALOID6 を使っています。

パソコン、またはスマホ

もう一つ絶対に必要なのが、このソフトウェアを動かすためのパソコンです。と言いたいところですが、実は最近はパソコンがなくてもスマホがあれば曲が作れるので厳密にいえばパソコンは必須ではありません。まあでも性能的にスマホだと少し厳しいでしょう。特にストレージの容量が問題になりそうです。

とりあえず、今使っているのは、ちょっと前のスペックの VAIO NOTE です、小型なので、気軽に持ち歩いてスタバで作曲できて便利です。スペックはこんな感じです。

Intel(R) Core(TM) i7-8565U CPU @ 1.80GHz 1.99GHz
16.0GB RAM

内蔵SSDは500GBですが、音源を追加インストールすると足りなくなるので、500GBのmicroSDカードを常時入れた状態にして使っています。

ノートpcはデスクトップに比べると性能が低いことが多いので、あまりオススメしない人もいます。また、最近はスマホで動くDAWもあります。この場合はスマホが必須ということになります。

原理的には DAW とパソコンかスマホ、あとは作曲する人がいれば音楽を作ることができます。ただ、もう一つ殆ど必須のアイテムがあります。

ヘッドホン、またはイヤホン

作成中の音はパソコンから直接出してもいいのですが、細かい音を聴き分けるためにはヘッドホンが望ましいというのが定説です。音楽鑑賞用ではなく、モニター用のヘッドホンというのがあって、ググれば有名なのがいくつか出てくると思います。

ただし、私は今はヘッドホンを持っていません。普段使っているのはSONYのWF-1000XMSというワイヤレスノイキャンイヤホンです。これは割といい音を出してくれますが、一般的にはワイヤレスイヤホンは遅延があるのでDTMには向かないとされています。

他には?

DTM入門的な本やサイトを見ると、おそらくオーディオインターフェースが必要だよ、という意見が圧倒的だと思います。ただ、私はそれを持っていません。

楽器の生の音や、歌声を録音したいのであれば、必要かもしれません。

モニタースピーカーがあった方がいいという意見もあります。異論はないのですが、置く場所もないので使っていません。

余談


ここから先はどうでもいいことなので、その覚悟でご覧ください。

Studio One について

現在使っている DAW は Studio One Pro 6.5 ですが、初音ミクには Studio One 3 の無料版が付いていました。何回か使ったみましたが、音が出るところまで進めませんでした。原因は単にこちらのスキル不足です。何かよく分からないとか、それだけの話です。

昨年末に久々に使ってみたらうまく使えたのですが、Studio One は有料版の方がいいという噂だったので、思い切って無計画に有料版を購入しました。その時点では知らなかったのですが、音源のクオリティが全然違います。無料版だとペラペラな感じの音が、有料版だとそれなりに奥行のある音になりました。

DTMは課金ゲー、という諺がありますが、音源がいいだけで音楽とては良くなるわけです。その後、有料の音源も買ったのですが、さらに音が深くなります。作曲スキルが上がったような錯覚に陥ります。

DAW は何がいい論争は至る所で見られるようですが、個人的には他の DAW を使っていないので何がいいかよく分かりません。その後 VOCALOID6 を購入したので Cubase のアカウントもあるはずなのですが、インストールすらしていません。

パソコン、またはスマホ

既に予想している人もいると思いますが、私はSONY信者なのでだいたいSONYで全部揃えようとします。スマホも SONY の XPERIA です。

作成した音楽データをスマホに転送すると、LDAC でヘッドホンとハイレゾ接続できるのですが、そこまでする必要があるか…というレベルの音楽なので、音楽データを作成する時にCD音質の 44.1KHz を指定しています。48KHz の方がいいという説がありますが、よく分かっていません。

CD音質のデータを LDAC にすると音が変化するかどうかは知りませんが、個人的には自分の耳の性能がボトルネックになっているので、どうでもいい感じです。

このpcの特徴は、画面解像度です。4K液晶を搭載しているのです。その結果、表示されるのが読めないような小さい字になりますが、スタバで曲を作る時はだいたいそのモードです。DAWの文字が読めないため、拡大鏡アプリを使ったりしています。

ちなみに、この原稿も4Kモードで書いていますが、ブラウザに NOTE+ の編集画面を表示すると普通に読めるようです。

ノートpcはオススメしないという人もいますが、確かにたまに高負荷になって緊急停止することがありました。その後故障して、ノロノロ動作しかしない状態になったので、修理に出して、最近戻ってきたところです。

ヘッドホン、またはイヤホン

ヘッドホンが必須なのは、楽器の音を確認するためです。性能の悪いヘッドホンだと聴こえない楽器が、ヘッドホンを替えると聴こえてくることがあります。こんな楽器が参加していたのか、と分かる瞬間は感動的です。

ただ、ワイヤレスイヤホンは必ず遅延が発生します。DAW を見ながら音を聴いていると、演奏中を示すラインと音がズレていると実感できることもあります。でも気にしません。要するに全楽器が同じだけ遅延するなら、まあどうでもいい感じなのです。

何か演奏しながらリアルタイムでモニターしたいのなら、この遅延は致命的になると思います。ただ、私は今のところ全部マウス打ち込みなので、楽器音をモニターしながら、という必要はないのです。

演奏中にモニターしなくていいのなら、ワイヤレスイヤホンでMIDI音源を再生したのを聴きながら演奏データを録音して、後から遅延分をずらしてタイミングを合わせる、みたいな技もあるそうです。

私の耳は左右対称ではないのか、なぜか右のイヤホンだけよく落とします。それをネタにして作った曲もあります。

他には?

アコギとエレキギターは持っていますが、アンプは持っていません。実はMIDIギターというのも持っていて、演奏した音がMIDIに変換されて出てくるという凄いモノなのですが、最近は使っていません。そのうち使いたくなるかもしれません。

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